slime２７ ページ32
その判決が下されたときカイジンは
涙を流し、ドワーフ王はどこか悲しげな
表情をしていた
『(当たり前か、有能な部下を二人も失うこと
になったんだから。)』
リムル「(二人？カイジンの他に誰かいるのか？)」
『(まぁ、そのうち分かるよ その人は自分の間違いに気づいていないだけだろうしね)』
リムル「(？)」
〜王宮 ー裁判の間ー 〜NOside
そこには家臣を含め三人の人間がいた
国王こと、ガゼル・ドワルゴと
大臣のベスターである
王「ベスターよ、これを見ろ」
と、差し出したのはリムルが提供した
完全回復薬ﾌﾙﾎﾟｰｼｮﾝだった
ベスター「こ、これはまさか ヒポクテ草を
原料にして作った回復薬のフルポーション！？
我が国の技術を持ってしても９８％の
抽出が限度だといのに！？」
王「それは警備隊長から授かったものだ
そしてそれを、もたらしたのはあのスライムだ
お前の行いがあの魔物達との繋がりを
絶ったのだ ベスターよ、何か言いたいことはあるか？」
その言葉にベスターは涙を流した
ベスター「私は……ただ王のお役にたちたくて……
私は道を間違えたのか カイジンに嫉妬した
ときから、あるいは…… もっと前から。」
王「ベスターよ最後に我は言葉を送る
” 大義であった！ ”
我の前に二度と姿を見せるな。」
そしてベスターはその場に泣き崩れたのだった
〜門の前〜
カイドウ「兄貴、元気でな」
カイジン「迷惑をかけたな、お前も元気で」
カイドウ「リムルの旦那にAの嬢ちゃん
兄貴達を頼んだぜ。」
リムル「『大丈夫！こき使うだけだ／よ』」
その言葉を聞いたカイドウは満足げに
微笑み、言った
カイドウ「これより、判決に従いベスターと
その一味を国外追放とす、早々に立ち去れっ」
『じゃあ行こうか、森に私達の仲間が待ってるわ』
そして私達は当初の目的を果たし
職人を連れて帰る事ができた
それも、これ以上ないほどの職人を！
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作者名：レッドウルフ
| 作成日時：2019年4月12日 19時
