社畜系異能力者はポートマフィアの構成員

6話 シリアスかシリアルかはっきりしよう ページ10

あれから夕御飯を食べ皆楽しく？過ごしていた
最初は警戒していた敦と鏡花も落ち着いて談笑している。そして現在寝る前に映画鑑賞しようぜ、ということになり娯楽ルームまでDVDを鏡花とAで回収しに行っていることだった。

A「いやー運がいいぜ。回収係とはな。
とびっきり怖いやつ借りようぜ、鏡花って怖いのいける？」
陽気にニヤニヤ笑いながら歩くA
鏡花「一応だい…じょ…う…ぶ…っ！」
Aはすぐさま振り替えり鏡花に駆け寄る
A「おぃっ！大丈夫…なわけないよな。
チッ、医務室まで遠すぎんな。戻るのもかなりの距離があるし…っと！噂すればなんとやら
真逆、今夜異能力者暴走が迫ってくるとはね」

余裕のある笑みですぐさま鏡花から距離をとるAは鏡花の様子を観察する
鏡花の症状はポートマフィア独自で調べあげられた異能力者暴走事件の症状と完全一致であった。現在、暴走した者は自我を取り戻すこともあるらしい。がそれは力の弱い能力者のみであり可能性は低い。鏡花は強い類の能力者だ。
殺す訳にはいかない、何とか気絶させ動きを封じる必要がある。強い類の能力者が暴走した際
一定のダメージを与えることで正気に戻ったといったデータが存在する。然しその際相手は回復能力所持だったから元に戻れたといっても過言でない。鏡花はその手の能力者では無いため
気絶させるしか道は無かった。だがそれは
かなりの苦戦となるだろう。Aの能力は
決して戦闘向きではない。更に鏡花は否、敵に通用する可能性は零に等しいのだから

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