【テニプリ】平和に過ごしたい(願望)２

委員会仲間 ページ21

「なー…御神。俺達ってさぁ…」

『何…てか仕事しろよ』

「周りからどう思われてるんだろうな…」

『知るか。いいから手を動かせ』

「お前同い年に当たり強いの何なの？？？御神ってあんまし人と関わらないから高嶺の花みたいな感じの立ち位置に立ってたのに、俺とか、真名部とかテニス部の奴らと関わってるの見た奴らさぁ…」

『何いきなり。怖いからやめて。その続き聞くの怖いから口開いた瞬間ホッチキスで止めるから』

「え、さーせん…」

『止める』

「うわぁ！！やめろ！おまえがいうと冗談に聞こえねぇよ！！」

「コラー、放課後でも図書室では静かになー」

「はい…別に悪いことじゃねぇぞ。どっちかって言うと、テニス部の勧誘断ってたり、案外話しやすいとこあったりで、別の意味で人気者になったよなって」

『私が人気者なわけないじゃん。クラス入ったら静かになってヒソヒソ言われるんだよ…嫌われてるでしょ…』

「(コイツ、自分がモテてるの知らないんだ…)」

『てか田中。その本種類的に後ろの棚に置いたほうがいいよ』

「あ、ホントだ。今回恋愛と推理系多いな」

『あー、確かに多い…恋愛系興味ないんだけどな…』

「俺推理系苦手だわー。話むずいし、読んでて自分たちで解いていくのも頭使うし…」

『分からなくもない。推理系って文章長いんだよね。』

「そーそー。嫌いじゃねーけど、話むずかったりするとしんどい。俺理解力ねーからさー」

『私もないよ…あ、本なくなった。手伝う』

「サンキュー」

『田中本棚においていくの遅くない』

「うるせっ、ただ置いてくだけじゃすぐ終わって暇だから、本の中身見ながらしてるんですぅ」

『ああ…いい感じのあった？』

「これは謎すぎて読むのやめた」

『なにこれ』

「ちょっと話題になってるやつ。青春系って聞いてたけど超恋愛で面白くない」

『………キスシーン多くない…』
「それな」

『ありきたりな恋愛ものだね』

「そうなんだよなー。」

「おーい、お前ら。終わったかー？終わってなくてもまた明日続きするけど…そろそろ下校時間だから帰るぞ〜」

『「はーい」』

「そういえば、御神と俺通学路一緒だよな、送ってく」

『別にいい。早く用意して出よ』

「いやいや、女子一人で帰すわけには行かねーだろ。御神本詳しいし、話しながら帰ろーぜ。俺もオススメ教える」

『…それなら…いいよ』

「じゃ、早く帰ろーぜ」

『うん』

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