【テニプリ】平和に過ごしたい(願望)２

お誘い ページ2

放課後、一人、いつもよりゆっくり歩きながら帰路につく

真名部さんは部活らしく、一緒には帰れない

まぁ、元々帰る方向が全然違うから、結局一人である

『ん……謙也？もしもし？』

「《あっ、もしもしA？》」

『うん。なに、どしたの』

「《夏休みこっち来るんか？》」

『行くよ。用件はそれだけ？』

「《ちょい待って！夏休みさ、Aも、その…テニス…》」

『なに？？？』

「《あー…えっと…なんや…》」

《ねぇねぇ、次アタシと変わってー》

《忍足、ど、どう？》

『(金色さんと白石の声だ…これから部活なのかな、それとも休憩？まぁいいか今はそんな事)…夏休み、四天宝寺でテニス部のみんなとテニスしないかってこと？』

「《はい…そうです》」

『何を口ごもる必要があったんだ。普通に言えばいいじゃん。』

「《A嫌がるやろ…》」
『当たり前じゃん』

「《ほらぁー！》」

『いったい何なの…別にいいよ。夏休み、ほとんど大阪で過ごすつもりだし。』

「《そうなんや…あと、夏に大会あるから、それも…見に来てほしいなぁって…》」

『いいよ。見てみたい』

「《！！オッケーもらえたで白石！！》」

《告白成功した男子かお前は》

《しゃーないやん！絶対行かんとか、やらんとか言うのに、いいって！いいって！！》

《はいはい…》

『(ごめん白石…)』

「《じゃ、じゃあ！またな！今度また連絡するわ！》」

『おー…』

《よかったな白石！！A来るで！！》

《分かったから…声大きいわ…聞こえとるやろ》

『(？？？なんで白石…？)』

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