御恩と奉公 ページ6
右京『A、今日も頼むわ。』
「．．．コレ食ってからな？」
コンビニのイートインでスイーツを食べていると
右京にそんな事を言われた。
左京『まだ稽古付けてもらってんのか？』
コーヒーを飲みながら本を読んでいる左京は
嫌味ったらしく右京にそう言う。
「いいんだよ。いつもいい様に右京の事使わしてもらってるし。」
それに左京もなんかして欲しい事あったら言えよ？
というと特に無いのかまた本に目線を戻される。
右京『あれって。』
右京がコンビニの外を指差す。
その方向に梵の今牛・荒師が居た。
「危ねぇな。明司居なくて良かった。」
イツメンが居ないので明司が居たら
雨に打たれてずぶ濡れで帰る羽目になってしまう。
左京『六波羅と手を組んでいると思われてたら絶対潰されるぞ。』
「別に負ける気はしないけど右京がダウンしそうで怖いんだよ。」
右京『ハァ！？』
勝てんぞ！と言わんばかりに
喧嘩をふっかけに行こうとしていたので
脅して止める。
左京『稽古は絶対つけてもらいたいんだな。』
右京『俺もAの回し蹴りかわせるようになりたいし。』
「えー！私は回し蹴り使えるようになって欲しいんだが！」
なんて仲良しのノリで盛り上がっていたら
荒師がコンビニに入って来た。
「行くぞ。」
荒師の元へ行き挨拶をする。
「ベンケイさん！お久しぶりです！」
荒師『あ？って、関東農業の京本じゃないか！』
「おかげさまで未だに学校仕切らせて貰ってます！」
初めて初代黒龍組に会ったのは
私がトップに君臨した直後。
左京の提案で私が挨拶回りをしている時
偶然他校をボコっている時に見つかってしまった。
勿論右京がボコられ私も暴れるのを辞めたのだが
それ以来会っていなかった。
荒師『噂には聞いてたが随分丸いじゃねか！ﾊﾊﾊ!!』
左右『『(そりゃ年上の前だからな)』』
「そんなに荒れてないですよー！」
何も害のない人とはなるべく喧嘩しないのが
私のモットー(疲れるから)
荒師『ワカにも会うか？』
「こいつら(右京・左京)顔怖いんですけど大丈夫ですかね？」
左京『『(人の事言えんのか？)』』
荒師が買い物を終えるのを待って今牛にも挨拶をする。
1度しか会っていないのでもちろん
認知はされていなかったが
覚えてもらい帰ってもらった。
「変に気使って疲れた。」
右京『俺との稽古でストレス発散する？』
右京の気遣いで私は自分の気持ちを落ち着けることにした。
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りんご - めっちゃ面白いです。応援してます (2022年5月31日 7時) (
レス) @page13 id: 220ab80aca (このIDを非表示/違反報告)
もやし - 続き待ってます！！ (2021年11月2日 17時) (レス) @page6 id: e06502b7ba (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - めっちゃくちゃ好みです！どうやって竜胆くんを引き抜くのか楽しみです☺️ (2021年10月27日 22時) (レス) @page4 id: 23e9cd344d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Black cat
| 作成日時：2021年10月24日 23時
