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「なんの苦労もしてない､って言われたんです」
「…うん」
「彼らの言ってたのは正しいです｡ダンスも下手なくせに､
何も出来ない私が他の人と違うのはただ女で珍しいからだけなんですよね」
彼らだけじゃない､
この前事務所の人が私宛にファンレターだってくれたものは､全部が中傷文だった｡
男の子のアイドルの中に一人女の私がいたんじゃ良い気がしないのは当たり前なこと｡
前にジャニーさんに言われたことが､今ようやくわかった気がする｡
やっぱり心は折れるもんだよね｡
「でも名字さんは頑張ってるじゃん」
「そんなことないです」
「見てる人は見てるよ｡俺とかね」
「え…？」
「誰よりも早く来て振り付けの確認したり､
先生に頼んでアクロバットの練習したり」
「み､見たんですか？」
「たまたまね｡俺も最初はあいつらと同じ考えだったよ｡
でもさ､あんな頑張ってるの見ちゃったら､なんも言えないよ」
すごく恥ずかしかったけど､
同じくらいに嬉しくて心が温かくなった｡
「まだ嫌なこと言う奴は居るけどさ､言わせておけよ｡
名字さんの頑張りはいつか実を結ぶと思うよ」
「ありがとうございます…！」
「なんて､俺も抜かされないように頑張らなきゃな！」
「藤ヶ谷くんはすごいです｡Jr.の中でずば抜けてますよ」
「ふは､ありがと｡じゃあまた､なんかあったら相談乗るから」
爽やかな笑顔で去っていった藤ヶ谷くんの後ろ姿を見てドキドキ｡
別に恋したからとかじゃなくて､芸能人ってあんな感じなんだよなーって改めて実感｡
「……名前」
「ん？…あ､玉！どしたの？」
「どしたのじゃないよ｡全然戻ってこないから探しに来たと思ったら…なんか話してるし」
「あぁ藤ヶ谷くん！めっちゃいい人だよ」
「…名前は俺が守るからいいんだよ」
「ん？なんだって？」
「なんでもない｡もう行くよ！」
玉がなんて言ったのかわからなかったけど､
握られた手は優しくて温かかった｡
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QUEEN(プロフ) - 由貴さん» こんばんは！本当ですか？よかったです！これからももっともっといい作品書けるように頑張っていきますね！ (2015年3月27日 0時) (
レス) id: dfa77d3516 (このIDを非表示/違反報告)
由貴(プロフ) - こんばんは♪めちゃくちゃ良いです(///ω///)♪ (2015年3月27日 0時) (レス) id: 08fed4a8fe (このIDを非表示/違反報告)
loveFKiy(プロフ) - QUEENさん» QUEENさんのペースで更新頑張ってください！これからも応援しています (2014年12月19日 0時) (携帯から) (レス) id: f50222ea9c (このIDを非表示/違反報告)
QUEEN(プロフ) - loveFKiyさん» loveFKiyさん初コメありがとうございます！なるべく早く更新できるようがんばりますね (2014年12月17日 16時) (レス) id: dfa77d3516 (このIDを非表示/違反報告)
loveFKiy(プロフ) - 続きとっても気になります！更新頑張ってください！応援しています！続きとっても楽しみに待ってます。 (2014年12月17日 15時) (携帯から) (レス) id: f50222ea9c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2014年12月1日 1時
