甘えた1 ページ12
『腹減った』
「…え？うん……え？」
いきなり電話が来て､内容も把握しないまま電話が切れて…
訳がわからぬままもう一眠りしようと目を閉じた｡
…30分後のこと｡
「なんなのあんた」
「だから言ったじゃん､腹減ったって」
何食わぬ顔で家に上がり込んだこの男､
北山宏光｡
「勝手に食べてよ！」
「作ってくれよ！」
いやいや､ホント勘弁してよ｡
ライブ衣装の作成で夜更かしもそうだけど､
ライブのリハとか番組ロケとか年末に向けての仕事量が詰め込みすぎて
正直しんどいわけよ｡
仕事は楽しいけど､寝るの大好きな私にとっちゃあ今のこの時間は大切なわけで｡
「横尾さんに聞いたら今日の名前は仕事午後からって言うじゃん？偶然､俺もなのよ」
「だから？」
「飯作って」
「って､ならないでしょ！」
なんなの､寝起きにこのやり取りですら疲れる｡
もう知らん､無視して寝よう｡
自己解決して布団を頭から被った｡
「あ！こら名前！寝るな！」
「みっくん寝かせてよー､眠いんだこのやろー」
「あとで添い寝してやっから飯！」
「そんなのいらんわ！」
「飯作んねーとちゅーするぞ」
「……はぁ？」
なんでそうなる｡
呆れて布団から顔出すとニヤニヤ顔のミツ｡
「俺はどっちでもおいしいからいいけど」
おいしいってなんだ変態｡
盛大な溜め息を吐いて起き上がった｡
この人なら本当にやりかねないし､このやり取りで若干目が覚めてしまった｡
ちゃちゃっと作って寝てしまおう｡
あくびをしながら渋々キッチンへ向かうと､後ろから着いてくる｡
「テレビでも見て待ってていいよ？」
「んー？気にすんな」
気にするよ｡
冷蔵庫から食材を取り出して調理に取りかかった｡
…んだけども｡
「ミツ」
「んー？」
「邪魔なんですけど」
「気にすんなって」
気にするよ！
包丁持ってんだよこっちは！
せっかくあんたの為に作ってるってのに…｡
その彼は私の腰にまとわりついてる｡
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QUEEN(プロフ) - 由貴さん» こんばんは！本当ですか？よかったです！これからももっともっといい作品書けるように頑張っていきますね！ (2015年3月27日 0時) (
レス) id: dfa77d3516 (このIDを非表示/違反報告)
由貴(プロフ) - こんばんは♪めちゃくちゃ良いです(///ω///)♪ (2015年3月27日 0時) (レス) id: 08fed4a8fe (このIDを非表示/違反報告)
loveFKiy(プロフ) - QUEENさん» QUEENさんのペースで更新頑張ってください！これからも応援しています (2014年12月19日 0時) (携帯から) (レス) id: f50222ea9c (このIDを非表示/違反報告)
QUEEN(プロフ) - loveFKiyさん» loveFKiyさん初コメありがとうございます！なるべく早く更新できるようがんばりますね (2014年12月17日 16時) (レス) id: dfa77d3516 (このIDを非表示/違反報告)
loveFKiy(プロフ) - 続きとっても気になります！更新頑張ってください！応援しています！続きとっても楽しみに待ってます。 (2014年12月17日 15時) (携帯から) (レス) id: f50222ea9c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2014年12月1日 1時
