【第101章】突入 ページ29
侵入出来そうな入口に配備された男をゾムが丁重に()お片付けすると見張りにショッピとコネシマ、シャオロン、チーノを残して潜入を開始した残りのメンバーは薄暗く狭い通路を警戒しながら進む。暫くすると突き当たりにポツンと立つ扉が1つ
tn「…ゾム」
zm「(ﾋﾟﾄｯ)…足音は、遠いな。いても2人」
rb「下の方【透視】したらマギアの気配がするわ。恐らく会場やな」
sk「ッ…時間は17時。あと1時間ッ」
周囲の情報を探る2人の言葉を聴きながら歯噛みするシャークんを横目に真剣な眼差しで扉を見つめるトントンは
tn「下手に突いてnakamuさん達に何かあったらマズい。ゾム、建物の構造と大まかな警備配置、探れれば被害者達の位置も」
zm「おん」
rb「クラレせんせのポーション持ってきたからワシも少し探ってくるわ。切れる前には戻る」
sk「お願いしますッ」
周囲に気配が無いのを確認し飛び出して行ったゾムとポーションにより透明化したロボロが反対方向へと走り出したのを見送りトントン達は情報共有の為に1度コネシマ達の元へと戻った
kn「…“やな予感”がするわ」ﾋﾟﾘﾋﾟﾘ
sh「シッマが言うんなら危ないな」
pi「(ｽﾝｽﾝ)…血の気配が濃い…」
tn「兎に角ブチ切れ(確定)Aに巻き込まれる前に救出が最優先や。ええな？」
トントンの言葉にローチアでの仄暗く心臓が凍る程の殺気を思い出した我々国一同が顔色悪く頷いた。その様子に、
sk「あの…Aって？」
ci「…恐らくこん中で誰よりも強いであの人」
sk「えッ！？」
sh「全員でなら勝てるかもしれんけど、“確実に誰か死ぬで”」
pi「気をつけて下さい。正直な話庇い切れません」
sk「ぁ、ぇ？…わかった…」
シャークんの脳内でAがとんでもない怪物となっているがそれを訂正する事無く時間は流れ、戻ってくる2人の情報を待つのであった
その頃、とある国境では…
ﾌﾞﾙﾙﾙﾙﾝ…ッ！！！！
mb「ん？」
mb「なんの音だ？？ッ！？」
港から目的地までの直線経路に位置するククルド国の国境に配備された兵士は遠くからまるで獣の遠吠えの様にも聴こえる音にそちらを向く。隣にいた兵士の耳にも届いたのか遠見を使った瞬間にその視界を通り過ぎる影に声をあげた
慌ただしく動き始めた国境の様子を視界に入れたAは
「…【月牙】」
腰のポーチから抜いた瞬間に漆黒へと変化していく刀をスピードは一切落とすこと無く右手で振りかぶり
「【天衝】ッ！！」
そこに遺ったモノは…
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霧幻(プロフ) - LUさん» コメントありがとうございます┏〇゛最後まで頑張ります！ (9月20日 7時) (
レス) @page37 id: 495a1b59b2 (このIDを非表示/違反報告)
LU - わ〜！！！滅茶苦茶好きです……！！knさんとの絡みが特に好きです……！！一気読みしちゃいました……！！応援してます‼️お身体に気を付けて頑張ってください〜〜✊ (9月18日 21時) (レス) @page38 id: cc01457125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霧幻 | 作成日時：2023年7月15日 16時
