42話 ページ43
岳斗side
おっさんは待ってましたと言わんばかりにニヤッとする。
どんな理由かと緊張で胸が高鳴るのがわかった。
「お前らを合格にした理由……それはな……
俺が面白い奴が好きだからだ」
「……は？ 」
あまりにも単純で、バカバカしい理由だった。その言葉に俺達はポカンとしてしまう。
「それってつまり……おっさんは、面白いって理由で俺達を合格にしたと？ 」
「そう言う事だ。その他にも俺が気に入ったルール違反者の奴や脱落者の奴が2人と、見込みのある他のガキどもと後々会うことになるから、楽しみにしとけ」
「む、無茶苦茶過ぎる……」
「そして、これが君達のブレイダーライセンスだ。無くさないように持っておけ」
双葉さんは机に俺達の名前と顔写真がついたライセンスを二つ置く。
俺は自分のライセンスを手に取ろうとすると、ライセンスに触れた瞬間、触れた指先から電流が一瞬全身に流れたのを感じな。
少し顔をしかめるが、そのままライセンスを掴む。
「なんだ今の……？ 」
「うわぁぁぁぁ！！！ 」
真冬は大声をあげながらライセンスから離れ、「はぁ……はぁ……」と呼吸を整え用としていた。
「な……何今の電撃……凄く痛かった……」
「お前らが感じた電流は、お前らの中にあるリクトルを解放する為の物だ。大抵のやつは触れば雷が落ちたかの様な感覚がするが……前に一回だけリクトルを解放したことがある奴は、電流が流れたぐらいに感じるらしい」
「前に一回……もしかして、あの時の炎か？ 」
魔隆を殴る時に俺の右拳に纏っていた炎。
もしかしたら、あの時に俺はリクトルを解放してたのかもしれない。
「ソラもぶれいだーらいせんすが欲しいのだ！ 」
「すまないが、君はブレイダーライセンスを手に入れることは出来ない」
「そうなのだ！？ ソラもブレイダーになりたかったのだ……」
目をウルウルさせながらソラは顔を伏せた。
「だったら、そいつらのサポーターっつー立場で居るのはどうだ？ それなら文句ねぇだろ？ 」
「さぽーたー……？ よくわからないけど……それなら問題ないのだ！ 」
ソラは一気に顔を明るくさせ、子供の様にわーい！とはしゃぐ。
「全く、お前はまた勝手な事を……」
「へへっ、まぁ良いじゃねぇかよ。これからよろしく頼むぜ。岳斗、真冬、ソラ」
まさかの形でなってしまった事に少し戸惑いながらも、俺達は双葉さんと木下のおっさんに向かって敬礼をし、「はいっ！」と威勢良く返事をした。
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赤猫(プロフ) - くろーさぎさん» はい、ありがとうございます！これからも頑張ってきます！ (2019年7月24日 7時) (
レス) id: 4f3a6e4e78 (このIDを非表示/違反報告)
くろーさぎ(プロフ) - 失礼致します！とても面白いです！！個人的に木下さんが好きです……�兇盍萃イ辰堂爾気ぁ� (2019年7月24日 7時) (レス) id: 472ca3e356 (このIDを非表示/違反報告)
赤猫(プロフ) - riiuさん» いいですよ！ぜひぜひ作ってください！ (2019年6月17日 20時) (レス) id: 4f3a6e4e78 (このIDを非表示/違反報告)
riiu(プロフ) - 真冬ちゃん本当すこ……あ、お願いがあるんですが…この作品のスピンオフ的な立ち位置でComitemという作品を作りたいのですが…よろしいですか？ (2019年6月17日 19時) (レス) id: d32ce14729 (このIDを非表示/違反報告)
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