21話 ページ22
岳斗side
「……ん……？ 」
いつまでたっても何の衝撃も来ない、 違和感を感じて目を開けると、そこには____
真っ二つに切られた魔隆の前に、紫色の大鎌を持った見覚えのある黒髪の少女が立っていた。
「遅れてごめんなさい。もう大丈夫よ、岳斗」
「グアァァァ……」
切られた魔隆は黒い粒子となって消えていき、その場には血に染まった白いパーカーだけが残った。
「ブレイダー……？ 助けに来てくれたの……？ 」
「えぇ、足止めしていてくれたおかげで間に合ったわ」
聞き覚えのある声、意識が朦朧とはしていたが、なんとなく誰なのかはわかった。
「……月……見……」
「魔隆は倒した。だから……今はもう、ゆっくり休んで」
だんだんと意識が薄れていく、そして、意識が途切れる間際に見た月見の姿は
窓から差される月光に照らされるかの様に、妖しく、可憐で、闇に紛れるダークヒーローの様に、美しく輝いて見えた。
そして、崩れてしまった平和な日常は
この時から、新たな規格外な非日常へと
俺達を、誘ったんだ。
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赤猫(プロフ) - くろーさぎさん» はい、ありがとうございます！これからも頑張ってきます！ (2019年7月24日 7時) (
レス) id: 4f3a6e4e78 (このIDを非表示/違反報告)
くろーさぎ(プロフ) - 失礼致します！とても面白いです！！個人的に木下さんが好きです……�兇盍萃イ辰堂爾気ぁ� (2019年7月24日 7時) (レス) id: 472ca3e356 (このIDを非表示/違反報告)
赤猫(プロフ) - riiuさん» いいですよ！ぜひぜひ作ってください！ (2019年6月17日 20時) (レス) id: 4f3a6e4e78 (このIDを非表示/違反報告)
riiu(プロフ) - 真冬ちゃん本当すこ……あ、お願いがあるんですが…この作品のスピンオフ的な立ち位置でComitemという作品を作りたいのですが…よろしいですか？ (2019年6月17日 19時) (レス) id: d32ce14729 (このIDを非表示/違反報告)
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