二章 過去 ページ4
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ある夏の日。
私は大きな花火を見た。彼らと一緒に__________。
私は勉強だけが生き甲斐だと思っていた。学生らしいことをしたいと思っていたけれど、このままでいいと思っていた。私にそんなことを望む資格などないと思っていたから。
8月31日のあの花火大会の日までは。
あの日。夏休み最後の日。
私は図書室に勉強しにいっていた。気晴らしに屋上に行こうと思い、
屋上の扉の前に行くと、音楽が聴こえた。
今までに聞いたことのないくらいに美しく綺麗な音楽で私は彼らの奏でる音楽の虜になり、
屋上の扉の前で彼らの音楽を聴いていた。時間を忘れるくらいに魅了されていた。
「あの、、。」
屋上の扉が開き、黒髪の好青年が声をかけてきた。
そんな声で私は我に返った。空を見るともう夕方。こんなにも何かに夢中になっていたのは
小学生以来だった。
「あ、はい。」
「良かったら外で聴きませんか?」
「良いんですか!? 是非!!」
勢いで返事をしたことに気付き、自分でも顔が赤くなる私とクスリと笑う彼。
そんな彼につれられて屋上に入ると、彼ら、、、
__________SixTONESが居たんだ。
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作者名:mさん。 | 作成日時:2021年11月26日 12時