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「北斗〜遅いよ〜。俺、SixTONESのジェシーです。逆だよ。AHAHAHA」
「俺、京都本大会我慢!! よろしくね!!」
「あ、俺、自己紹介忘れてた!! 松村北斗です。(笑)」
「高地優吾です。うるさくてごめんね、。(笑)」
「森本慎太郎っていいます!! 太郎って呼ばれてるから太郎って呼んで!!」
「呼んでねーわ!! 田中樹です。よろしく!!」

屋上に入ると、彼らは自己紹介をしてきた。正直、てんやわんやでよく分からないところも
あったけれど、明るい雰囲気に私は不思議と笑みを溢した。

「AAです。よろしくお願いいたします。」
私も自己紹介しようと思い、したけれど、少し堅苦しかったかななんて後から反省してしまう。
でも、そんな気持ちなんて一気になくなった。彼らがそんな私に笑いかけてきたから。

「Aね!! 俺らのファン1号はAに決まりました!!」
と、ジェシーが言うと彼らは拍手をするものだから私でいいのかと心配になり、彼らに聞く。

「私で良いんですか?」
「Aだからいいんだよ!!」
なんて言う彼ら。

すると、突然樹が言い出した。
「A〜タメ口でいいよ?(笑) あと、絶対さん付けくん付け禁止だから!!」
そんなの呼び捨てかあだ名しかないじゃんと思いながら渋々私は了承した。
慎太郎だけ太郎で、他の人は呼び捨てで呼ぶことにした。

慎太郎だけずるい、なんてじゃれだす彼らを見て今までにないくらい笑った。
腹を抱えて、涙を流すくらいに笑った。そんな私を見て彼らも笑う。

そんな時、1つの大きな音が静かな夜空に鳴り響いた。

__________ド―――ンッ。

花火だ。大きな花火が夜空に舞っていた。

こんなにも綺麗に咲く花火を初めて見た。
技術が進歩したからなのか。いや、違う。彼らと見る花火だからだ。

私はそんな花火に釘付けになっていた。


花火が終わると、来年も一緒に見ようと彼らと約束を交わした。
来年も一緒に見たいな。美しく咲く花火を。彼らとともに。


これが彼らとの出逢い。
このときの私は知な由もかっただろう。別れもこの花火の下だということを__________。

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作者名:mさん。 | 作成日時:2021年11月26日 12時

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