机に落書き (ページ5)

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好きとか . 5 ページ5

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SHR 終了後＿＿ 07:40

今日1日の予定を長々と話した先生は
生徒と先生の境界線を引く職員室へ向かっていった。

『なぁなぁ、春川さんってさぁ、』

『（人1）ちゃんって呼んでもええ？』

春川さんの前を群がるクラスの人たち。
あ、春川さんって前の席やったんや、
転入生も大変やな。
なんて考えながらまた人間観察をする。

「じゅ～ん～た」

「うわっ、、って、流星、」

ビビりな俺を脅かすように
肩に手を置いてきたのは藤井流星。

俺も認める超絶イケメンの顔の持ち主。
なのにどこか抜けててそのギャップが可愛いと学校のみならず他の学校の女子から支持を受けている人物。

実はこいつと仲がいい。

「実は淳太にお願いがあんねん」

「何や改まって、」

「英和辞典貸して」

、、、こういうとこがいいんやろうな、女子は。

「流星に貸してくれる女子なんかどこでもおるやろ？」

「面倒くさいやん、女の子から借りたら、ね？」

貸さない訳にも行かず、流星に英和辞典を渡す。

「なぁ、そう言えば淳太の前の席の子って前からおったっけ？」

「、、あぁ、転入生、やったはず」

「まぁええわ、また後で返しに行くなぁ」

... 返してもらわな困るねんけどな？

なんて言葉は心にしまい、流星を送った。

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