検索窓
今日:10 hit、昨日:1 hit、合計:14,096 hit

自 殺主義者 織田side ページ8

太宰「やあやあ!織田作元気そうだね!」



こいつは犯罪組織ポートマフィアの最年少幹部

太宰治。



最下級構成員の俺が普通幹部と会うことは先ず無い、ルパンというbarで偶然会って、それから呑むようになった感じだ。



太宰「聞いておくれよぉ織田作〜。また自 殺に失敗してしまったのだよ。何か安心で簡単な
自 殺方法でも知らな〜い?」



そして自 殺主義者だ。
こいつは世の中に退屈して死に場所を求めてるように見えるが、多分違う。



織田「自 殺方法は知らないが、いい店なら知ってるぞ」



店?と聞き返した太宰に俺は頷いた。



織田「海が見えて料理も旨い、心身を癒すなら絶好の喫茶店だ」



ユリそのモノが癒しだしな←



太宰「ほほう!織田作をそこまで言わせる喫茶店!嘸やいい店なのだね!?」



次の日に太宰が仕事を部下に丸投げして、早く行こう!と俺をビルの廃墟まで引っ張ってきた。



何で廃墟なんだ?と思ったが太宰はそれを見越して説明した。



太宰「君の云う喫茶店は普通の人では入れない所だ、ならば人目につかないのがいいと思ってね」



織田「太宰も行ったことあるのか?」



そう聞けば太宰は溜め息をついて子供のように拗ねていた。



太宰「それがないのだよ。
知っているのはその喫茶店は異能力者の店だって事くらい」



確かに喫茶店Requiemなんて聞いたことがなかったな。それに日本にはあれ程綺麗な景色は無いと思う



太宰「まっ!兎に角行ってみるに超したことはない!さて織田作、どうやって喫茶店に入るのだね?」



頭の回る太宰の事だから大体は予測ついてんだろうな


何時も首から提げている銀の鍵を出す。
古い型だが新品のような鍵を太宰は興味津々だ



さて、ドアなら何でもいいって言ってたな……・・・



織田「これでいいか…。太宰俺から余り離れるなよ」


太宰「りょーかぁい♪」



鍵を差し込むと、錠の空いた音が聞こえてドアを開ける。


ギィィィィ


開けた瞬間、目に写るのはぼろぼろの部屋じゃない。


辺り一面の青々と茂る草地


青い空


風に乗ってくるさざ波の音


そして地平線に佇む少し大きな喫茶店



何時来てもここの景色には息を呑む。
裏でも表でもない、まるで別世界にいる気分だ



後ろで太宰治も感嘆の声を出していた。



太宰「・・・綺麗な場所だ」ボソ



チリンチリン


扉を開ければベルが報せ、
笑みを浮かべてお前は云う



貴女「ようこそ〖Requiem〗へ」

カレーとカニ→←貴方が書けば良い



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
34人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

マッキー(プロフ) - 続き楽しみにしてます!! (2018年12月8日 22時) (レス) id: 0346650c4f (このIDを非表示/違反報告)
ウィル - 初コメ失礼します!この小説のおかげで黒の時代の良さを知ることが出来ました これからも更新 楽しみにしています!頑張ってください! (2018年7月31日 1時) (レス) id: dbdccbb925 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - これからの投稿を楽しみにしています (2018年7月6日 21時) (レス) id: d89e7bb0b2 (このIDを非表示/違反報告)
紗夜(プロフ) - こういう逆ハーもの大好きです!更新頑張ってください! (2018年7月5日 14時) (レス) id: 39ef03ba98 (このIDを非表示/違反報告)
- こういったお話大好きなのですが最近めっきり見かけなくなってて。とても癒されました。サラサラさんのご負担にならないようでしたら是非続きを読みたいです。応援しております。 (2018年5月16日 6時) (レス) id: b90d2a0275 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サラサラ | 作成日時:2018年2月23日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。