贈り物 ページ12
互いを抱き締め合ってから暫くたった。
ユリは天然湯タンポにもなるのか。
窓を見れば雨が小降りになってる
貴女「そういえば織田さん、傘を忘れてたんですか？」
織田「いや、横浜の方は晴れだったから持ってきてなかった」
そう答えたらユリは少し考える素振りをして首をかしげた。
貴女「でも、一度引き返してからの方が濡れなくてすんだのでは？」
確かにな。雨が降っていたのなら一度家に戻って傘を取りに行くのが妥当だ。
でも俺はそうしなかった。
早く渡したい物があっから
テーブルに置いてた紙袋をユリの前に差し出した。
織田「これをお前に渡したかったんだ」
紙袋を受け取ると開けていいかと聞かれて俺は頷いた。
中身は青い薔薇の髪飾り
仕事帰りに偶然横切ったアクセサリーショップで目を惹かれた品物。
最初見たときユリの髪が浮かんで、似合うかなと思って買ってみた。
織田「(雨に濡れなくて良かった)」
髪飾りを取り出すとユリ少し驚いてる。
貴女「貰っていいんですか？」
織田「毎回タダで料理を振る舞ってもらってるからな、そのお礼だ」
迷惑だったかと聞いたらユリは慌てて首を振って否定した。
着けてやるよと髪飾りをユリのこめかみの近くに留めた。
貴女「変じゃないですか？」
ユリは髪飾りをそっと触れて不安そうに聞いてきた。
織田「変じゃない、可愛いぞ」
やっぱりユリには青が似合う
変じゃないことが安心したのか、ユリは顔が綻んで笑った。
貴女「有難う御座います……食べていかれますか？丁度クラムチャウダーが出来ていますよ」
カレー以外の物を食べるのもいいかもな
織田「食べてく、ユリの料理は旨いからな」
貴女「はい♪」
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マッキー(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (2018年12月8日 22時) (
レス) id: 0346650c4f (このIDを非表示/違反報告)
ウィル - 初コメ失礼します！この小説のおかげで黒の時代の良さを知ることが出来ました これからも更新 楽しみにしています！頑張ってください！ (2018年7月31日 1時) (レス) id: dbdccbb925 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - これからの投稿を楽しみにしています (2018年7月6日 21時) (レス) id: d89e7bb0b2 (このIDを非表示/違反報告)
紗夜(プロフ) - こういう逆ハーもの大好きです！更新頑張ってください！ (2018年7月5日 14時) (レス) id: 39ef03ba98 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - こういったお話大好きなのですが最近めっきり見かけなくなってて。とても癒されました。サラサラさんのご負担にならないようでしたら是非続きを読みたいです。応援しております。 (2018年5月16日 6時) (レス) id: b90d2a0275 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラサラ | 作成日時：2018年2月23日 1時
