. ページ15
＜重岡side＞
スタッフ｢以上で撮影終了となります！お疲れ様でした〜｣
いつもより少し活気に溢れたスタッフさんの声にほっとする。
メンバーの表情やスタジオの空気が
今日の仕事の出来を物語っていた。
時には自分を偽らなければいけないこの仕事だが
今日はありのままの自分でいられたと思う。
求められる姿なんか気にしていない、心からの笑顔だった。
桐山｢今日おもろかったねぇ！｣
藤井｢こんな笑ったん久々やわ〜｣
�霤�｢流星笑いすぎて泣いてたもんな！｣
小瀧｢俺、録画して何回も見よっ｣
中間｢俺も。いいツマミになるわ笑｣
名残惜しそうにスタジオを後にするメンバー。
去り際に照史が俺の肩をぽんと叩く。
それに続くように小瀧がわざとぶつかって来て、
淳太に背中を叩かれ、流星が肩を組んできた。
口にはしないけれど、見守ってくれていたみんな。
�陲舛磴鵑�｢おつかれさん｣と頭を撫でられると
思わず目頭が熱くなった。
前を進む5人が眩しくて、かっこよかった。
神山｢最高やな、あいつら｣
｢うん｣
いつの間にか最後尾には神ちゃんとふたり。
今の気持ちを言葉にするのは難しいけれど、
俺の気持ちなんか知りたくないのかもしれないけれど、
やっぱり聞いて欲しくなった。
｢なぁ、神ちゃん｣
涙が零れないように下を向いていた顔をあげると、
互いの視線がぶつかる。
ずっと横で見てきたからわかる、大切なものを見つめる眼差し。
神山｢どうしたん？｣
｢…俺、聞いてほしい話あって。
神ちゃんに話したくて。
俺の大切な人達の話。｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 507人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜光(プロフ) - みささん» コメントありがとうございます！励みになります！ゆっくりですが完結できるよう頑張ります(ง •̀_•́)ง (2022年5月16日 12時) (
レス) id: 4599a482ed (このIDを非表示/違反報告)
みさ - 面白いです！更新待ってます！ (2022年5月14日 9時) (レス) id: 6097d6630f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜光 | 作成日時：2022年5月3日 1時
