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「…失礼します。」


『就活じゃねぇんだから硬くなるなよ、お袋相手にそんなに気ィ使う事ねぇって。』


『そうそう!もう実弥の孫は見れないかな〜なんて思ってたんだから…前の時ほんと』


『その話、Aにすんなァ。気まずいだろうが。』


『あ、そっか!あはは、二人ともお昼ご飯は食べてきたのよね?ちょっと甘い物食べよっか。』







不死川さんに腕を引かれてぽすん、とソファーに沈み込むように腰掛ける。

前の時って、元カノ?まぁこの歳なら色々あっておかしくないよね。私だって散々だし。
体温が伝わる程近くに居るその隣の人を見上げると、視線はテレビのワイドショーへ向けられていた。







『…で!二人ともいつから付き合ってたの?』






キラキラと目を輝かせながら聞いてくるお母さんが眩しい。

普通に昨日会って今日付き合いましたって色々とー






『今日。…昨日、宇髄に連れてかれた飲み会で会ってそのまま。』


(…うわあ、改めて人の口から聞くとスピード感が凄い…。)


『へぇ!なになに、実弥の一目惚れって事?』


「ングッ!!…げほげほ、あ、すみません。」






思わず食べていたチーズケーキが変な所に入った。

不死川さんは相変わらずテレビを眺めているけど、優しく背中を撫でてくれる。時事のニュースだというのに少し口角が上がっているのは私の反応に対してに違いない。






『…まあ、そういう事だァ。』


『えぇ〜!!いいじゃない!Aちゃん綺麗だもんねぇ、宇髄さんに取られなくて良かったわね!』


(同僚の母親にまで認知されてるモテ男って一体…。)





むせていた咳が落ち着くと、そのままするりと腰に回された逞しい腕。

なんだか楽しそうなお母さんを他所に私は突然出来たよく知らない彼氏に心臓がドキドキ騒いで堪らないのだった。


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- もしかして禰豆子ちゃん...? (2021年3月31日 14時) (レス) id: 087676fea2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まっちゃさん» はじめまして!わ〜嬉しい!!実弥さん推せますよねぇ…!続編も頑張りますのでぜひぜひ…! (2020年4月17日 15時) (レス) id: 734f5f4144 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - はじめましてとてもとても面白かったです!!私最近実弥推しになってきたんですよww続き待ってます〜!! (2020年4月17日 10時) (レス) id: 89b3e401ff (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - Øさん» 初めまして!きゅんきゅんをお届けできてよかったです!!何度もとか嬉しすぎて!!ありがとうございます!続編も更新頑張ります〜!! (2020年4月16日 7時) (レス) id: fd204211f3 (このIDを非表示/違反報告)
Ø(プロフ) - 初めまして!とてもきゅんきゅんしながら何度も読み返してます!!!これからも無理しない程度で更新頑張ってください!応援してます!! (2020年4月14日 21時) (レス) id: 712c3e0bb6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年4月12日 23時

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