29 『Part 3 一年後』 ページ29
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放課後、兄様にメールを送りました。お話したいことがありますのでお手すきの際に、と。
桃ちゃんはカラオケに行くとのことで、一人で帰ります。
あ、スーパーに寄りましょう。
今日はなにが安いでしょうか――あら、電話です。
鞄から中々取り出せず、うっかり誰からの着信か確認し忘れてしまいました。
「――はい、もしもし」
『ようA、元気か？』
「兄様!? っということは、お時間が出来たのですか？」
『おう。そっちの都合は大丈夫か？ 俺もAに聞きたいことが山ほどあってな！』
なんだか長くなりそうですし、そのまま家に帰ることにしました。
最初は兄様からの質問にお答えました。
凛さんとの記念日なにをしたのか、という桃ちゃんと同じような質問には、同じ答えを差し出しました。
すると兄様も桃ちゃんのように、残念そうな声をしておりました……。
大学についてをお尋ねすると、兄様は『丁度良い！』と楽しそうにしておりました。
『お前もこっちにくるといい！ 大学ぐらい俺が案内してやる！』
「……はい？」
そうして、あちこち穴だらけの�狆床�凛びっくり大作戦�瓩�発案されたのでした。
＊＊＊
「――というわけなのですが、ええと、その」
「移動手段的なアレね、任せて！ あ、チケット代とか大丈夫？」
「大丈夫です。あ、でも……あの、隣の席の分も買えば、一人で座れたり出来ますか？」
「え？ うん。そりゃ席二つ分のチケットがあればそこはAちゃんの席だし。なぁにAちゃん。隣に人が座るの、やっぱり嫌なの？ 確かに知らないおじさんとかだったら、ちょっとねー」
「それもありますけれど、荷物を置きたいなと思いまして」
「あぁ、確かに。キャリーバッグは持ち上げられないもんね」
住所や降りる駅、待ち合わせ場所はメールで送って頂きましたので、あとはチケットや乗り方です。
今日は野菜が安かった、といっぱい買い込んできた桃ちゃんのお部屋でポトフを作りながら、相談をしました。
すると、改札前までお見送りするね、なんて笑ってくれました。
凛さんには秘密です。百くんにも秘密です。
凛さんと一緒に兄様の家にお泊まりする方々には、のちのち兄様がご連絡するそうです。
御子柴A。
高校2年生にして初めて、一人で遠出をします。
＊＊＊
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bianca(プロフ) - コスミ＠終わらない夏さん» やはりそうでしたか！お返事ありがとうございました。 (2014年11月15日 11時) (
レス) id: 59896345eb (このIDを非表示/違反報告)
コスミ＠終わらない夏(プロフ) - biancaさん» そうですね、クロスオーバーさせております。別作品で箱根の狼さんを書き始める前に、相互ネタ仕込みしたかったので。 (2014年11月13日 16時) (レス) id: a3fcdb67fd (このIDを非表示/違反報告)
bianca(プロフ) - 32にでているあらきたさんとは弱虫ペダルの荒北さんでしょうか？？夢のコラボ！ですね＠ 'ェ' ＠ (2014年11月13日 0時) (レス) id: 59896345eb (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - コスミ＠終わらない夏さん» 軽音だったんですか！羨ましいです〜(≧◇≦) このクオリティで没案…だと…！？ すごく凛ちゃんだなぁと思って浸りながら読みました(*ﾉωﾉ) モモくんのクワガタへの愛がすごいですよねｗ 愛しの相手にはぴゅんすけをプレゼント！！ですからねｗｗ (2014年9月22日 16時) (レス) id: be52c26f88 (このIDを非表示/違反報告)
コスミ＠終わらない夏(プロフ) - さくら大好きさん» 妹（姉）がいる設定は公式であるのに、まったく影が見えないのですが多分姉大好きっ子だと思うんですよね……。凛ちゃんが二期からめっきりツッコミ係のギャグ要員化しているので、そこを活かせればなぁなんて思っております。応援ありがとうございます！ (2014年9月22日 10時) (レス) id: a3fcdb67fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コスミ
| 作成日時：2014年9月12日 14時
