……。【弐】

女は強し ページ46

▷◁





エマちゃん凄い歓迎してくれたし、



お茶まで出してくれた。



めちゃくちゃイイ子だなホント。





「そういえば、オレAにちゃんと家族のこと話してないね」

『？？』





ま、まさかまだきょうだいいらっしゃるとか…？





「え、ウチとマイキーのママが違うのも、Aちゃん知らない？」

『！！？』





な、なんすかそれ…！！全く知らないッスよ！！？





「そう。知らない」

「そうだったんだぁ…あ、ウチとマイキーと真兄は異母兄妹なの」

『……え、』

「オレとシンイチローは同じ母ちゃんで、エマは母ちゃん違うんだよ」





そうだっ………ン？？イザナさんは？





『ぁの、ぃ…い、いざ…』

「イザナは誰とも血ぃ繋がってねぇよ」

『！？！？』





ど、どういう…ことだ？？？





「ウチのお兄ちゃんだと思ってたんだけど、本当は違うらしくてね」

『？？』





もう頭がこんがらがってるよ…？





「ウチのママの元旦那の連れ子だったんだって」

『……？？？』





エマちゃんのお母さんに、



マイキー君のお父さんより前に結婚してた男の人がいて、



その男の人の連れ子がイザナさん？？





「まぁつまり、イザナはエマの母ちゃんとも血が繋がってないから、オレら3人とも全く血縁関係はないんだ」

『………』





重っ…なんか、話すっげー重っ……。





「でも、真兄がみんなの仲取り持ってくれてるから、特に問題はないよ！…マイキーとイザナは、そんなに仲良しじゃないけどね(笑)」

「イザナ、性格悪いじゃん」

「そうやって酷いこと言う方が性格悪いよ！」





エマちゃーーーん。



確かにそうかもしれないけど、



マイキー君にそんなこと言えるなんて



エマちゃんの立場めちゃ凄いですね。



実はエマちゃんが最強なんですかね。



女は強しってね。私はよわよわだけど。





_

尚も怖い→←オトナです

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す