……。【東リべ/逆ハー ??】

症状多いんです ページ10

▷◁





「Aちゃん、いっつもあんなに人前でビクビクしてんの？」





ファミレスに連行され、私はタケミチの隣に座った。





「そうッスね〜…初対面の人だともちろん会話出来ないし、学校で顔合わせたことあるくらいの人も無理で、クラスメイトとはAの友達を介さないとろくに話せないみたいッスよ。同クラ2年目とかになると、すこ〜しだけ話せるらしいッスけど」

「だから昨日逃げたんだな(笑)」

「は、昨日会ったの？」





とマイキー君。





「………え、逃げたの？」





とタケミチ。

ドラケン君はマイキー君に「たまたまな」と返事し、私はタケミチに向け頷いた。





「話しかけたら飛び上がってよー、ガタガタ震えて泣きそうな顔すっからビビったよ(笑) そんで、急に走って逃げちまって」

「な、なにしてんだよA……」





私は悪くないだろうが！どう考えても！！





「悪かったなぁAちゃん」





はっ……ど、ドラケン君強面だけどしっかりなさっている…。

私は小さく首を横に振った。





「じゃあ、なんで顔見れねぇんだ？人見知りでも顔くらい見れンだろ」





もっそもっそとお子さまセットを頬張りながら、マイキー君が聞いてくる。





「いや、無理なんですよ。Aは他人と目を合わせると、動悸が激しくなって冷や汗とか脂汗とかかいて、声も出なくなっちゃうし、最悪の場合気絶しちゃうんです」





タケミチの説明に、私もコクコク頷く。





「重症過ぎねぇ？」

「よく生きてこれたな……」





私もそう思います。

今までは周りの環境が良かったんでしょう、きっと。





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ああフラグだぁ→←不自由じゃん

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