……。【東リべ/逆ハー ??】

蒸し返すな ページ37

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「男子を前にして、激しい動悸や発汗やけいれんを抑えなければ、社会で生きていけないと言っているんだ。働く時どうするのよ？せっかくなんだからさぁ…不良に付き合ってもらえよ」





せっかくってなんだよオイオイ。





『里香さんあなた極端にバカになったの？出来ると思って言ってないよね？ね？それ考えただけで、既に手汗かいて来たんですけど私』





いつかその練習をする気になっても、不良には頼もうと思わないでしょ。

そこはほら、清楚で優しい女の子とか、

ツンデレだけど優しい女の子とか、

年上の落ち着いた優しいお姉さんとか……

そういう優しい女性でイイじゃん…。





「不良なんて、どうせろくに学校にも行かずふらふらしてるんだから、いつでも呼んだら練習付き合ってくれんでしょ」

『不良が私に呼ばれて素直に来るわけないでしょ。てか、呼ばないし』





「……で、そのマイキー君のメールはどうするの？」

『…………“大丈夫です”って言うつもり』

「えー。助けてもらったのに？」

『お礼言ったもん…それに、マイキー君を知る怖い人に絡まれたらさ、今度こそ気絶か失禁するからね』

「でもマイキー君と一緒にいたら、危ない目にあっても死なないでしょ。マイキー君強いんだし」

『マイキー君といなければ、危ない目にあわずに済むんだよ…？』

「あ、そうか」

『やっぱり極端にバカになってるなアンタ』





つーか、若干面白がってるだろコノヤロー。





「花垣〜、佐々木先生からなんかメモ貰ったよ。花垣にわた…」

『っ！？？』





里香との話に集中しているところに、男子生徒が声をかけて来た。

突然のことに、心臓がドッキーンと跳ねて椅子から落っこちそうになる。





「あっ、ごめ……」

「あー大丈夫大丈夫。ありがとう」

『………………』

「で、人見知りのことは考えずに生きたい…でしたっけ？」

『忘れろよぉ……』





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脱人見知り大作戦！！計画表→←現実は非情也

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