……。【東リべ/逆ハー ??】

それはよくない ページ3

▷◁





「三ツ谷君！」





え？これマイキー君じゃないの？





「なんでタケミっちも？マイキーに呼ばれてか？」

「まぁそんな感じッスけど……三ツ谷君はどうして？」

「マイキーに“面白ぇコトあっから来い”って言われてよ〜」





この人はミツヤ君って言うのか。

え、それで結局マイキー君って誰なの？





「コッチの子は？」





うっﾞ……私のことか？



……………私のこと、だろうなぁ…。





「オレのイトコのAッス！マイキー君が、コイツに会いたいって言ってたンで連れてきました」





そういうコトかコノヤロウ！！





顔も知らないけど、マイキー君め…。

会いたいとか言ってんなよ、ばか！！





「へぇ、タケミっちのイトコかぁ。あんま似てねぇな？」

『っ！！？！？！？』





あろうことか、ミツヤ君は私の顔を覗き込んできた。

想像してなかった展開に、私は大パニック。





タケミチの後ろに隠れ、暴れた心臓を落ち着かせる。



やめてくださいミツヤ君……。それは本っ当によくない…。





「あ、スイマセン三ツ谷君…！Aスッゲェ人見知りで、喋るのが超苦手なんですよ、ハハハ…」

「お、おぉ……そうか。ゴメンな、オレ三ツ谷隆。よろしく」

「A、早く行こう。マイキー君たち待たせちゃってるかも」

『………………』





もう帰れなさそうだから、会ってすぐに帰ろう。

帰って寝よう。うん、そうしよう。





私は頷き、タケミチの少し後ろを歩き出す。





「Aちゃんだっけ？何歳なの？」

『！！？』





タケミチ……アンタ答えなさいよ。

と言う意味を込めて、タケミチのシャツをクイクイ引いた。





「オレの1コ上なんで、三ツ谷君たちとタメですね！」

「あ、マジ？そうなんだ。どこ中？」

「溝中ッスよ！」





もうこれ私いなくてイイじゃん。



タケミチが私の説明だけして、「こういうやつなんすよ〜」でイイじゃん。





_

怖い人集団→←イトコの知り合い

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す