副編集長のイタズラ大作戦！【きゅけ】

寝起きのイタズラ　-izw- ページ35

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社長の一人暮らしにしては、少し安めなお家に住んでいる彼。

私の家のお隣である彼の部屋の合鍵は互いに、所有済み。
昔っから浮気癖の強い彼には、長く続く女の子はいない。それに、今はクイズに力を入れたいといって、ここ最近は影すら見えない。


オフィスで頻繁に会うのに、寝起きが悪いから部屋に来てくれと呼ばれたり、飯が食いたいから邪魔するぜとやってきたりという具合には、お互いの部屋を行き来している。


テレビ局での収録に、記事の校閲、動画の出演と多忙な毎日をこなしているからこそ、甘えたくなる気持ちも分からなくもない。


だが、こんな関係をずっと続けていてもいいのか！―――いいのだ！これでいいのだ！
という自問自答の末、今私はこの寝起きのイタズラというものを彼に仕掛けようとしている。


……浮気癖強いとかいったけど、この人浮気すると嘘つけないところあるから、女関係はそこまで派手ではないんですけどね。

今からやることで視聴者に叩かれないか、不安を抱きながらも、今に始まったことではないと切り替える。


そろりそろりと寝室に足を踏み入れてから、そっとカメラを死角にセットする。
布団を抱き枕として使用しながら寝る彼に向けて悪い笑みを浮かべながら、近寄った。


＿＿＿いざっ！！参らん！！









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