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「それでまぁ観念したのか白状して、俺はそれから山本の相談相手になったんだよね。俺も大学があるから直接協力してあげる事は出来なかったんだけど、山本はほぼ毎日LINEか電話でその日の慎也との出来事を報告してきた。……本当に大好きなんだろうなって思ってたよ。」
「なんか想像できるな〜、山本が福良に相談してる姿」
「もうほんとに想像してる通りだと思うよ。それで、慎也が3年、山本が1年の間は告白する事ができず、慎也は卒業しちゃったんだ。卒業式の日に告白出来なかったって言って山本めちゃくちゃ泣いてたっけ。絶対同じ大学行って大学で告白するって、山本はそれからめちゃくちゃ勉強頑張ってた。慎也は俺と違う大学に進んだからそれからは詳しく知らないんだけど、俺が大学4年のとき、大学1年生になった山本から告白に成功した趣旨の報告が来て、ようやく付き合えたんだな、って安心したよ。だから……」
それまで楽しそうに話していたふくらさんの顔から笑顔が消える。
「1ヶ月前、山本の体を見たときには本当に驚いた。
こないだも顔に痣作ってたし。あれ、あんまり触れてないけど、やっぱり慎也から殴られた傷だよね。そんな暴力をするような人だとは思えないんだけどな…。」
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榎宮(kamiya)(プロフ) - taiyakiさん» ありがとうございます!!長くなると思いますが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです(*´∀`*) (2021年2月28日 17時) (レス) id: fde5522bfa (このIDを非表示/違反報告)
taiyaki(プロフ) - izym好きなので、長編小説とても嬉しいです〜!!次回の更新もし楽しみにております (2021年2月28日 17時) (レス) id: 12caf42540 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:榎宮(Kamiya) | 作成日時:2021年2月28日 15時