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「Aさんって何してる時が1番楽しい？」
「急にそれっぽいこと聞いてくるじゃん」
「いや、そういう話したこと無かったなって」
「んー、夜のお散歩とかかな」
「昼間じゃないんだ？」
「お星様探すために上向くからかな？気持ちも上を向く的な」
乾は、“ふーん”なんて聞いといて興味無さそうな返事をすると、おもむろにスマホを操作し始めた。
乾って何考えてるか分からないかも。なんて。
重たい前髪から覗く瞳から、本心は覗けないらしい。
「あ！」
「うわ！」
「なんだよ乾驚かせんなよ(笑)」
「ごめん！俺ゼミの課題残ってんの忘れてた」
「余裕みとけよ〜」
「マジ今思い出して良かったわ…Aさん終わってる？」
「え？」
「なに？お前らずっと喋ってんなって思ったら知り合いなの？」
「そうそう」
唐突に目の前で繰り広げられる、乾の茶番。
よく分からないけど、一応私も乗っておく。
「わ、私終わってるよ？」
「ちょっと手伝ってよ」
「今から!?」
「今からやったらギリギリで間に合うでしょ」
“ほら！”と掴まれた手首が熱いのは、きっとお酒のせい。
これ2人分！と言って机に無造作にお金を置いて、荷物を手に持った乾に連れ出される。
「ちょっと乾！」
「ははっ、おもしろ！」
「なに？いきなり」
走ってきて上がりきった呼吸を整える。
「だってAさん、我慢してたから」
「我慢？」
「最初の自己紹介からずっと。からかわれても、イジられても、普段のAさんじゃなかったから」
「大丈夫だよ、そのくらい慣れてるし」
「八割方はその理由。残り二割は、Aさんに下心があるから」
「・・・え？」
「ん？だって俺言ったじゃん。“あの子たち”に下心はないよって(笑)」
「はぁ!?何言ってんの!?」
小道に私の声が響く。
「ははっやっぱりAさんは、取り繕ってるより、そのくらい元気に思ってること言ってる方がいいよ」
「意味わかんない！」
「さっき調べたらさ、隣の駅にまだやってるプラネタリウムあるんだって」
「プラネタリウム？」
「お星様、見に行こうよ。俺は心から楽しそうなAさんを見てたい」
最低の気分で終わりそうだった今日。
夜はまだまだこれかららしい。
「てか、下心ってなに！」
「なんだろうね？(笑)」
xxxxxxxx
ちょっと着地迷子です💦
昨日の友は今日も友。[sgi]→←笑う蛍は見抜かれる。[ini]
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りりぃ(プロフ) - シラユキ。さん» コメントありがとうございます！全て面白いなんて言っていただけて、嬉しい限りです⋆*リクエスト了解致しました。シラユキさんもご自愛ください𓂃◌𓈒𓐍 (9月24日 9時) (
レス) id: 25bf53f7a7 (このIDを非表示/違反報告)
りりぃ(プロフ) - ばたこさん» コメントありがとうございます！リクエスト了解致しました⋆*ご期待に添えるよう頑張ります！ (9月24日 9時) (レス) id: 25bf53f7a7 (このIDを非表示/違反報告)
シラユキ。 - お話全てが面白い短編集を見つけてしまった…リクエストいいですか…mnちゃんのお話を頼みたいです…！できればでいいのでお体に気を付けて頑張ってください！ (9月18日 15時) (レス) @page36 id: fd9c934f53 (このIDを非表示/違反報告)
ばたこ(プロフ) - いつも応援してます！リクエストなのですが、東言さんのお話みたいです、！更新ゆっくりで大丈夫です！！ (9月18日 11時) (レス) id: 2432bd82c3 (このIDを非表示/違反報告)
りりぃ(プロフ) - 葵さん» コメントありがとうございます！ものすごく嬉しいお言葉ばかりでニコニコが止まりませんでした*°今は少し忙しくまばらな更新になってしまいますが、是非お待ちいただけると幸いです！ありがとうございます！ (2023年3月31日 1時) (レス) id: 25bf53f7a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりぃ | 作成日時：2022年9月24日 16時
