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『え、ええと……』
「ん。怒らんから言って」
ほら、ドSとか言ってこんな時も優しいんだから。
これだから好きで、心配なんだ。
『川上さんは、私が他の男の人から貰ったものを身につけてたら嫌ですか？』
「……何。どれ？」
『わ、今着けてる訳じゃないですけど、』
首元のネックレスをなぞられる。
これは自分で買ったものだが、いやに艶っぽい触り方でゾクッとした。
「……別に、嫌やないけど」
『……あ、そうですか……』
「いや、そうやなくて。Aが何着てても付けてても、どんな香りがしても、さ。お前自身が俺の横におるんやったらそれでいい」
後頭部を掴まれ、引き寄せられる。
彼は触れるだけの、優しいキスを落とした。
「Aがファンやったから、なんか俺が付き合ってあげとるみたいに思っとるかもしれんけど、逆やから。仮にお前が俺の事好きじゃなくても多分俺、諦めれん」
『好きじゃ、なくなるなんて、ないです』
「分かってる」
オフィスだと言うことを忘れているように、いつも通り音を鳴らして首に口付けされる。
「だから気にせんでええよ。何しとっても俺はAのこと好きやし、他の女から貰ったものとか身につけんから」
『あ、ありがとうございます……って、』
溶けそうな脳みそでどうにか考える。
他の女の人、って話、川上さんにしたっけ……？
『聞こえてたんですか！？』
「……すまん。聞いとった」
『あ、悪趣味……』
「うるさい」
唇を尖らせた川上さんは、ふっと笑顔になると、今日は何もつけていない、私の耳に触れる。
「なぁ。ピアス開ければ？」
『え、』
「俺が左やから、右側だけ。それやったらイヤリングつけんでもいいし、お揃いできるし」
『……うーん』
ピアスかぁ。怖いなぁ……。
嫌そうなのが顔に出てしまったのか、川上さんが残念そうな顔をした。
「嫌やったらいいけどさ」
『……じゃあ、開けます』
たったこれだけで、ぱぁっと顔を輝かせる彼。
一生敵わないことを痛感した。
『……というか、なんでイヤリングって知ってるんです……？』
「お前の持っとるものなんかだいたい覚えとるし。最近増えたもので、高そうなもの」
『ええ、こわい……』
「俺の動画出演回数覚えとるやつに言われたくない」
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りんり(プロフ) - 莉華さん» ですので、莉華さんが良ければ、非表示を解除していただいても私が口出しするものではありません。もし気になる読者様から指摘がありましたらこちらで対応しますので、ぜひ気にせず執筆を続けていただきたいです。ご迷惑お掛けしました。 (2020年6月28日 23時) (
レス) id: 5d8255529d (このIDを非表示/違反報告)
りんり(プロフ) - 莉華さん» 返信が遅くなってすみません。また、わざわざ当作品を読んで下さり、対応ありがとうございます。私自身当作品が大して独自性のあるものとは思っていませんし、似たような作品ならむしろ読みたいくらいです。(↑続きます) (2020年6月28日 23時) (レス) id: 5d8255529d (このIDを非表示/違反報告)
りんり(プロフ) - yukiさん» 返信がたいへん遅くなってすみません。報告、ありがとうございます。 (2020年6月28日 23時) (レス) id: 5d8255529d (このIDを非表示/違反報告)
莉華(プロフ) - yukiさん» 当事者です。この作品のことは全く存じ上げておらず、作品を作成しておりました。りんり様のこちらの作品を読ませて頂きましたが、自分でも凄く似ているな、と思いました。当該の作品に関しては非公開という形にさせて頂き、修正致します。大変申し訳ございません。 (2020年4月25日 20時) (レス) id: 907e72034e (このIDを非表示/違反報告)
yuki - すみません。似たような作品が作成されていますよ。(莉華様の｢川上さんが甘々なんですが。｣という作品です。) (2020年4月25日 0時) (レス) id: e5bfab260f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんり | 作成日時：2019年1月26日 22時
