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川上「こんな話、聞かせてすみませんでした」
伊沢「いや、俺が聞いたんだし。辛いのに話してくれてありがとう」
俺が話し終わるまで、一切止めもせず
2人は相槌を打ちながら聞いてくれた。
渡辺「川上さん、辛かったですよね。高校の友達にいじめられるなんて、普通にいじめられるより辛いですよ」
「もう、1人で頑張らなくて良いですよ」というこうちゃんの言葉に
何故か涙が頬を伝った。
伊沢「よく頑張ったな。眠れなくなるほどしんどかったんだもんな」
2人の言葉に俺の目からは涙がどんどん溢れてきた。
伊沢「川上。これから2ヶ月くらい、休みにしようか。オフィスに来る前にやられてるんだったら、一先ずオフィスに来ないようにしよう」
川上「でも、仕事……」
渡辺「仕事のことは気にしないで下さい。それよりも、川上さんの方が大事です」
川上「ありがとう……」
俺は、有難く休みをもらうことにした。
-2ヶ月後-
それから俺は、大学に通いながら家で記事や動画の企画のネタを考えていた。
今日は2ヶ月ぶりにオフィスに出勤する日。
あの頃は、オフィスまでの道にあいつらが待っていて、有無を言わさず連れて行かれていたけど
今日は、居なかった。
ガチャッ
川上「おはようございます」
伊沢「おはよう」
渡辺「おはようございます!」
須貝「おはよう!」
俺がオフィスに着くと、すぐに2人が「どうだった?」と聞いてきた。
川上「もう、いませんでした」
渡辺「良かった〜……」
2人とも安堵の表情を浮かべ、こうちゃんは何故か自分の事のように喜んでいた。
須貝「何?どうした?何の話?」
あ、須貝さんは何も知らないんだった。
あの時、薬を吐かせたあと全く起きない俺を見て
焦ったこうちゃんは、取り敢えず伊沢さんにだけ連絡したらしい。
俺は大事にしたくなかったら、他のメンバーには言わないでくれと頼んで、2人は黙ってくれている。
伊沢「……何もないですよ。ね?こうちゃん」
渡辺「え!?……何もないですよ?ね?川上さん」
こうちゃん下手だな〜……。
川上「……はい、何もないですよ?」
須貝「嘘つけ!何か隠してるだろ。俺にも教えてよ〜」
何か須貝さんが騒いでるけど、知ーらない。
2人のお陰で、また普通に出勤出来るようになった。
ありがとう。
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かなさん、3度目のリクエストありがとうございました!
これで大丈夫でしたか?
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琉智亜(プロフ) - 凛花さん» ありがとうございます! (2020年2月21日 19時) (レス) id: e44aaae991 (このIDを非表示/違反報告)
琉智亜(プロフ) - 凛花さん» ありがとうございます! (2020年2月21日 19時) (レス) id: e44aaae991 (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - 琉智亜さん» 了解です!承りました(*^^*) (2020年2月21日 19時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
琉智亜(プロフ) - 凛花さん» じゃあそれでお願いします! (2020年2月21日 19時) (レス) id: e44aaae991 (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - 琉智亜さん» 全然大丈夫ですよ! (2020年2月21日 19時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛花 | 作成日時:2020年2月4日 19時