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高熱 / izw -あとさんリク- ページ34

伊沢「ん……」


朝、身体の異常な怠さに目が覚める。


昨日はオフィスに泊まって、深夜の3時まで記事を書く為の調べ物をしていた。


俺は仮眠室を出ると執務室に行き、救急箱を漁った。


伊沢「あったあった……」


俺は体温計を救急箱から出すと、すぐさま脇に挟んだ。



ピピピピッ


体温計は1分程で鳴り、脇から出して液晶画面を覗くと


伊沢「38度1分か……」


そりゃしんどい訳だよ。


ちょっと寒さを感じるから、もしかしたらもっと上がるかもしれないな。


熱があるからといって、仕事を止めることは出来ない。


俺は、いつもの5倍は重い身体のまま


自分のデスクまで行き、パソコンを起動させた。



俺が作業を始めて30分くらい経った頃。


ガチャッ


須貝「おはようございま〜す」


須貝さんが出勤してきた。


伊沢「おはようございます……いつもより早いですね」


俺がそう言うと


須貝「そうなんだよ。ちょっと調べないといけないことがあってさ」


須貝さんは、自分のデスクに荷物を置きながらそう言った。


須貝「あれ?伊沢、ちょっと顔赤くない?」


唐突に言われ、少しドキッとする。


須貝さんは自分の手を、俺のおでこにもっていき


須貝「……あつっ!熱あるでしょ?」


俺にそう確認してきた。


さっきからずっと身体が重くて、限界を感じていた俺は


伊沢「はい、あります……」


須貝「で、今は何してんの?」


伊沢「仕事してます……」


須貝「熱がある奴は、大人しく寝てなさい」


須貝さんが言っていることは正論で、ぐうの音も出ない。


須貝「取り敢えず、仮眠室に行こう」


俺は須貝さんに、半ば強制的に仮眠室まで連れて行かれた。


須貝「38度超えてるんでしょ?今日は仕事しちゃダメだからね」


須貝さんに何度も釘を刺された。


何か、眠たくなってきたな……。


須貝「眠い?寝ていいよ」


俺は目を瞑ると、すぐに吸い込まれていった。

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凛花(プロフ) - グデぱんださん» お返事ありがとうございます!了解しました! (2020年2月3日 20時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
すずどら - すいません。僕のリクエストは川上さんです。山本さんでも良いんですが、出来れば川上さんにして頂けませんか?リクエストしておいて文句言ってすいません。 (2020年2月3日 18時) (レス) id: 60ae3ef212 (このIDを非表示/違反報告)
グデぱんだ(プロフ) - 暴 力をふるっているときにでお願いします (2020年2月3日 16時) (レス) id: 5fa5c100ed (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - グデぱんださん» 4度目のリクエスト、ありがとうございます!嘔吐やお漏らしは、メンバーの前でということでしょうか?お手数をお掛けしますが、お返事お願いします! (2020年2月3日 11時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
すずどら - 川上さんが結構な暴力を振るわれる場面も書いてほしいです。 (2020年2月2日 4時) (レス) id: 60ae3ef212 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凛花 | 作成日時:2020年1月17日 23時

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