体調が不良気味のようです【QK】-4-

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福良｢……実は俺、大学4年の頃からいじめられてて。大学を卒業した今でも、たまに呼び出されるんだよね……。大体そいつらのストレス発散の為に呼び出されて、サンドバッグにされる。今のL○NEも、明日来いっていう連絡で｣


俺は福良さんのその話に驚いた。


福良さんもいじめられてるの……？


しかも大学4年の頃ってことは、俺とほぼ同じ時期じゃね？


川上｢福良さん。辛いですよね。分かります。福良さんが話してくれたんで、俺も話していいですか？｣


福良｢良いけど……何を？｣


川上｢福良さん。これ見てください｣


俺はそう言って、服を捲って見せた。


福良｢え……！？それ……｣


川上｢実は、俺もいじめられてるんです。キャンパス内で会ったら、必ず人気のないところに連れていかれて暴言、暴力の嵐です｣


福良｢川上も……？｣


福良さんは驚いていた。


やっぱり、そうなるやんな。


そりゃあ相談した相手も同じことで悩んでるんやから、驚くよな。


当然か。


福良｢川上も、辛かったね｣


川上｢何か、解決する方法ないんですかね？｣


福良｢どうなんだろ｣


川上｢相手は福良さんの電話番号知ってるんですか？｣


福良｢うん｣


それなら……。


川上｢電話番号を変えて、L○NEを消したら、連絡出来なくなるんじゃないですか？｣


福良｢バレた時が怖くない？｣


川上｢もう大学を卒業してて、会う可能性なんて中々ないんですから大丈夫ですよ｣


福良｢分かった。やってみる｣


俺の提案に乗ってくれた。


福良｢川上は……難しいね。大学に行ったら会っちゃうかもしれないし。あ、河村とかこうちゃんとかと一緒に歩いたら？｣


川上｢へ？｣


一緒に？


福良｢1人じゃなかったら、されないんじゃない？｣


確かに……！


福良｢2人には事情を話すことになるけど、それでもいじめが終わるならその方が良いんじゃない？｣


川上｢ありがとうございます、やってみます｣


俺たちは、お互いに提案したことをすぐに実践した。

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