【銀魂】見た目は違っても、心は＿＿＿＿【入れ替わり】《多分土方オチ》

第五訓　　警備員って何か格好いい ページ6

真選組の敷地内に入るとすぐさま

警備員がやってきた。


「おい、此所は関係者以外立ち入り禁止だ！」


ビシッと決めた服と佇まいは男らしく、


流石、真選組だなァ…


なんて考えていた。



「あの、私、土方十四郎さんの顔見知りなんですが…」


そう警備員に言ってみるが、



「そう言う人間は山ほどいるんだァァァァ！
そんなんで入れると思ったのか！」


と言い、

全く話にならなかった。


思わず長いため息を漏らす。




＿＿＿＿＿＿やっぱりこうなるよなァ…





やっぱり、おとなしく帰るかなァ。

きっとトシも覚えてないよな、

私＿＿＿＿＿＿＿


いや、俺の事なんて。




だって、もう五年近く会ってないし＿＿＿＿＿＿＿＿＿




そんな思考をし、弱気になってみる。




Aは
なんで此所に来たんだろう、



そう思い、自分が情けなくなった。


トシに憧れて
小さい頃は男っぽくしてたし、


俺、って自分で言って、


髪の毛も伸ばして、同じ髪型にしたり＿＿＿＿＿＿＿＿



それでもトシは、Aを嫌がったりせず、

受け入れてくれた。



そんなトシに恋をして、

田舎を離れてかぶき町まで来て＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿






Aは自分で、
何がしたかったのだろう


そう思った。






やっぱり、まだ会わなくていい。






もう少し、俺の心が強くなってから…



そうAが思い、帰ろうとした瞬間。







懐かしい香りがする、背の高い男が
こちらを向いて呆然と立ち尽くしていた。




皆様は
なんとなく察しが付いているだろう。









そう。




その男は＿＿＿＿＿＿＿








トシ、こと


土方十四郎であった。



＊＊＊

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