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「こっ、この人ですよ国木田さん!」
どっ、と笑いが起きる。
その様子を入口で二人が目を丸くして見ている。
「やァ、鈴。君たちが
「ちょ、乱歩さん!」
「鈴。私たちは
「あんたの女になった覚えはないさ。」
不思議な人達だ。
「さっきそこで会ったから一緒に来たってだけさ。」
「ん、見ない顔だね。アンタが新入りの敦かい?」
「あっ、はい。」
「国木田、社長はいるかい?」
「ああ。」
社長室にパタン、と吸い込まれるように入っていった。
「不思議な方ですね・・・。」
白い髪に赤と青の瞳。
黒いキャスケットを目深にかぶり、だぼだぼの黒いパーカー。
かなり長いようで、ショートパンツの裾が見えるか見えない位だ。
「あんな女狐、気にすることはない。」
そう国木田さんが呟く。
「だけど綺麗だよねぇ」
乱歩さんが応じる。
「敦。鈴は人気だからね。気を付けな。」
与謝野先生まで応じている。
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作者名:あん | 作成日時:2018年12月15日 21時