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五話 ページ5

「……えー、こちら一階フロア異常なし。二階フロア担当どうぞー」




Aが無線を使って部下と情報を交換していると背後から肩を掴まれる


それにAは素早く銃をホルスターから抜き、後ろの人物にピタリと押し当てた



「……沖田くん」


「おーおー、おっかねぇ女だねぃ」




そこに居たのは先程別れたばかりの沖田だった


どうやら護衛をサボってここに来たらしい





「………護衛は?」


「土方コノヤローに任せてまさぁ。それよりアンタ暇じゃねぇ?」


「いやいやいや、暇って?今は護衛しているでしょ」



そうAが呆れた口調で言うと沖田は溜め息をついた




「サボりなせぇよ。護衛なら山程いるんでぃ。それにアンタの相棒が傍についてるんだろぃ?安心でぃ」




当たり前の様に言う沖田にAは一瞬唖然としたが直ぐに拒否をする




「そんなのは無理……」


「ほら行くぜ」



ガシャンとした音を見れば手首には手錠がはまっている



その事実にAは絶望的になりながらも沖田に引っ張られていく



「い!や!だ!離せってばぁっ」



暴れているAをものともせずに歩く沖田にAは怒りを覚え蹴りを入れた


が、ヒョイと避けられてしまう



「おおっと、何するんでぃ。危ねぇじゃねぇか」



「……将軍の護衛、なめるんじゃねェェェェェェエ!!」





次々と攻撃を仕掛けてくるAに沖田も必死に避けながら沖田からも攻撃を仕掛けていく




その騒ぎを聞き付けたのか土方が怒鳴り声を上げながら走ってきた





「おいテメェら何してやがる!!」




その声に二人は動きを止める






「……土方くんっ!早くこの手錠!」


「……何してるって聞いてるんだ。A、答えろよ」




鬼の様な顔の土方にAは怯える



隣にいたはずの沖田は既に居ない






「ちが、ちがくてっ!わ、私……」




人から怒られたことのないAが土方の怒り様に怯えているとグイッと強く腕を掴まれた



そして引っ張られている間、Aは涙が目に溜まっていく程、ビクビクとするのだった

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設定タグ:銀魂 , 土方十四郎 , 坂田銀時   
作品ジャンル:ラブコメ
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作者名:マピト | 作成日時:2018年4月21日 18時

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