一話 ページ1
「……出たよ、クソコンビが」
ここは歌舞伎町
騒がしい馬鹿な奴等が集まっている町である
そんな町に現在、大声で喧嘩をする者達がいた
その様子に悪態をつく少女、菊川A。まさにこの小説のヒロインであった
「テメェ、マヨを馬鹿にしてんじゃねェ!!」
「はい?俺が馬鹿にしてんのは土方くんテメェだコノヤロー!」
大声で喧嘩をする男二人に町の奴等は特に止める訳でもなく、呆れた顔をしている
「おーい、そこのお二人さん。ここで喧嘩は止めてくれないか?皆、迷惑なんだ」
そう言ってAはスラリと刀を腰から抜いた
その行動に二人はギョッとすると慌てて二人も腰から刀を抜いた
「……テメェ、何者だ」
土方がそうAに問い掛けると、Aは首をかしげてふざけたような顔をして言った
「何者?んなのどうでもいい。つーかさっさと消えろって言ってんの!」
ブンッと大きくAが刀を振ると土方と銀時は戦闘体勢を整えた
「……おい、女だからって手加減はしねぇぞコラ」
「そうだよー、女の子なんだからんなことやめようぜ?」
二人の言うことを無視してAは刀を握り締めた
「……女なんてとっくに捨ててるよ」
そう呟いてAが二人に突進しようとした時だった
フワリとAの体が宙に浮いた
「A、刀を下ろせ」
「………将ちゃん……」
そう、そこにいたのは徳川将軍だった
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作者名:マピト | 作成日時:2018年4月21日 18時