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「お久しぶりです。…あの、この前はお騒がせしてしまいすみませんでした」
「いや、謝るのは僕の方だよ。女の子を一人だけにしちゃったし」
ごめん、と彼は頭を下げたので私はオロオロしながらも頭を上げてくださいと相川様に伝えると彼は言う通りにしてくれた
彼は何も悪くなかった。むしろ私をここまで心配してくれたことに情けなさを感じる
「この話は終わりにしましょう？…ところで一体あれは何ですか？」
「ん？あれ？」
私は剣術を行っている浦田さん達の方を指差すと相川様はあぁ、と納得し丁寧に一つずつ説明をしてくれた
「あれは鍛錬です。浦田さんの」
「えっ？」
浦田さんの…というか兵士達の為の指導をしているようにしか見えないのだけれども
相川様は困り顔で笑いながらもそのうち分かるよということだけを言っていた。そのうちとは一体どういうことなのだろうか
「隙ありっ！」
突然どこからともなく剣先が飛んできて浦田さんはそれを剣で尽く受け止めたが気を抜くことは無かった
その人物を見ると真紅の瞳でまっすぐ浦田さんの姿を貫き赤髪を靡かせ、面白そうに笑みを浮かべる坂田様の姿だった
「坂田、お前ほんと容赦ねーな」
「うらさんこそいっつも抜かりないねっ！」
刃がぶつかり蹴りを入れたり飛んで避けたりとお二方でかなり高度な攻防をする中私は呆然としていた
国の兵士よりも実力を持っている代表貴族ってもうどこにも勝てる要素が一つもない気がしてきたんだけど。
「あれは日常茶飯事。浦田さんは独学で剣術を学んだんだけどさかたんは浦田さんの稽古の相手をしていく内に覚えたんだって。まぁ当の本人は遊びって言ってたけど」
「あ、遊びの中で覚えたんですか…」
浦田さんは一から努力して強さを上げていく影の実力者、一方坂田様は自分自身で動き感覚的に身につけていく天才肌とでも言うのだろうか
彼らには常人にはままならないある意味特別な才能が据えていた
「まぁでも結果は見えてるんだけどね」
一瞬相川様の方に目移りしていたがもう一度御二方の方に目を向けた途端、坂田様の喉元に剣先を向けられ握られていた剣は宙を舞って地面に突き刺さった
えっ？今の一瞬で何が起こったの？
「チェックメイトだ」
「…あーあ！やっぱり勝てへん！」
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ヨル(プロフ) - コメントありがとうございます！何とかひねりにひねって作品を良いものにしていきたいと思いますのでよろしくお願いします (2020年1月16日 20時) (
レス) id: 676346443e (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - この作品好きです！続き楽しみに待ってます！ (2020年1月16日 20時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
パピヨンlove - ヨルさん» いやいや全然！バイト〜〜〜頑張れ！！！！！（元気玉）いつでも待ってるよ（イケウ``ォ） (2019年8月21日 1時) (レス) id: 96ecbd33f4 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - パピヨンちゃんおひさ！ありがとねー！！今、バイトとかの予定で中々更新頻度が下がってしまってね…気長に待ってて！ (2019年8月11日 19時) (レス) id: 676346443e (このIDを非表示/違反報告)
パピヨンlove - ヨルさん久しぶり！！！！作品面白いね。読んでて楽しいよ！！更新頑張って！ (2019年8月11日 13時) (レス) id: 96ecbd33f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜紅茶 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/qZN5vxyJ6V2/
作成日時：2019年6月28日 15時
