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sugar×35 ページ36




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人間の状態というのも楽じゃない。魔力を使って角としっぽと翼を消しているだけの簡単な小細工は出来たとしても悪魔の周りに出る特殊なオーラを抑えなければならないためそっちに力が使われる

悪魔のオーラは死の存在が近いやつであれば害はないが純粋無垢な子供とか生が強い人間が悪魔のオーラに近づいてしまうとその影響で周りの景色が曇天のようになり悪影響で不幸なことばかりしか起きない。


(めんどくせぇんだよなぁ。)


俺かて好きで悪魔になりたかったわけじゃない。“世界の理不尽な理”のせいでここまで落ちぶれた生き物へと堕ちてしまった

まぁ最終的に選んだのは俺なんやけど。

Aの傷はまだ完全完治したわけじゃないけど一人にさせてやろうと思って俺は「また後で」と部屋から抜け出して丁度近くに河川敷があったからそこに適当に座り込んでただただ流れる川のせせらぎに耳を傾けていた

夜の月が雲の中に隠れたり出てきたりと街に色を指すように光で照らされている。


「__珍しいね。こんなとこで辛気臭い顔しながら一人でいるなんて」


後方から声がした。というのもそれっぽい悪魔の気配自体は近かったからこちらに来るのも大体想定はしてた。

妙に嬉しそうな声に俺は関わったら執拗いと思い振り向かなかったがそいつは自分から月の存在を邪魔するかのように俺の目の前へと移動してきた


「無視を極めるなんて酷いなぁ」


仕方なく目線を上に向ければバーントシェンナの髪を目立たせビリジアンの瞳を細めて分かりやすくこの状況に対しほくそ笑む同業者が俺のことを上から見下していた。



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夜紅茶(プロフ) - ちょこさん» コメントありがとうございます!続編を希望していただきありがたいです!一応こぼれ話としてなにか書けないか検討してみます! (2022年4月2日 11時) (レス) id: 2017f33955 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - とてもよかったです!その後話が欲しい! (2022年2月21日 4時) (レス) @page50 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - さざんかさん» コメントしていただきありがとうございます!今後も作品を見守っていただければ幸いです! (2020年4月13日 9時) (レス) id: 676346443e (このIDを非表示/違反報告)
さざんか(プロフ) - 普段全く他の方の作品にコメントする事はないのですが、この作品は本当にドストライクなので初コメ失礼致します…!完結おめでとうございます!悪魔と天使のお話も凄く深いなと思いました。。伏線も凄く気になります…!今作品関連作品が出たらまた読ませて頂きます!! (2020年4月13日 2時) (レス) id: 63429259c8 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - コメント、評価をしていただきありがとうございます!ご期待に添えるよう努力していく次第なのでよろしくお願いします! (2020年4月3日 22時) (レス) id: 676346443e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヨル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/qZN5vxyJ6V2/  
作成日時:2020年2月24日 22時

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