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15. ページ18

今日もいつも通りベッドに入る。

あの後、みんな順調に回復し普通の生活に戻った。

看病や家事に追われ疲れきった私は、今日もすぐに眠りについた。




「___、_______。」

曖昧な意識の夢の中、あの女の子が私に話しかけた。

でも、声が聞こえない。


微笑みながら私の腕を引っ張り、あの扉の前まで来る。



半開きになっている扉からは


楽しそうにしているらっだぁ達が見えた。



見詰める時間も無く、勝手に私の手が扉に近づく。


ガチャッ


いつの間にか持っていた鍵を使い、扉を閉めた。





「…!…ぁ。」

目が覚め、バッと起き上がる。


何時もより激しい鼓動。





目尻が熱く感じ、手を伸ばすと頬には涙がつたっていた。



慌ててカーテンを開け、外を見た。



いつもの、景色だった。





あの世界から戻ってきた___


…戻ってきてしまった事を確信させた。



その後は泣きつかれて寝てしまうまで泣いた。



起きてまた悲しくなり、短い時間で


「鬼」
から
「大切な人達」
に変わっていた事を実感した。

あとがき→←14.



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作者名:まっしゅるーむ x他1人 | 作成日時:2023年2月12日 23時

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