不思議な力 ページ13
すみれ「ひめちゃん、今大丈夫?」
ひめ「!すみれ先輩。大丈夫です」
すみれ「やっぱり怖いよね…私も怖かったんだもの」
ひめ「えっ…すみれ先輩も、ですか?」
すみれ「そう。私も不思議な力があったっていうのは前に話したわよね?」
ひめ「はい。秋フェスの前に。」
すみれ「私はね、四ツ星の初等部の頃からアイカツをしていたの。それは知ってる?」
ひめ「もちろんです。6年生の時に出たS4決定戦で優勝したから1年生でS4になったんですよね?」
すみれ「ふふっ!よく知ってるわね。正解よ!」
ひめ「…それがどうかしたんですか?」
すみれ「私が不思議な力を使うようになったのは中学1年生の時。ひめちゃんと一緒でお披露目ステージの時に出たの。」
ひめ「え。」
すみれ「不思議だって思ったでしょ?」
ひめ「はい。」
すみれ「ふふっ、私も思ったわ。こんなに凄い力があるのに何で今まで出なかったんだってね」
すみれ「S4のプライドなのかしら?前より良いステージをするために、って力を頼るようになったの。」
すみれ「でも何回か使ううちに声が出にくくなった。そして、いつか歌えなくなることをしった。怖くなってステージに立てなくなった。」
ひめ「…先輩はどうやって克服したんですか?」
すみれ「そうね…前も話したかも知れないけれど私はずっとレッスンしてたかしら」
ひめ「レッスン…ですか。」
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作者名:夏実 | 作成日時:2019年10月30日 19時