四話 一人で冒険 ページ6
「ここまで本当によくやってきたわ。我が子よ。
けれど…ちょっと辛いことをお願いしないといけないの。
…この部屋は一人で進んでほしいの。
許してね。」
トリエルさんはそう言うと、走って行く。
……空気が険しくなった…気がする。
え、えぇ…行くしか無いのよね?いや行くけど…すっごいこの廊下長いのよ。疲れてくる….
特に、何も無い…。トリエルさんは一体私に何をさせたいのかしら。
やっと…出口が見えてきた。…出口の目の前に…柱…?
……っ。トリエルさん。スカートの裾。隠れてないわよ。
敢えて無視して出口へ進む。すると、柱からトリエルさんが出てくる。
「心配しないで、我が子よ。大丈夫。そばに居たわ。
私はただこの柱の後ろに居ただけよ。」
…ごめんなさい、知ってたわ。
「私を信じてくれてありがとう。
でもね、このお稽古には大きな意味があるの。」
お稽古なのね。
「…あなたが一人でいられるかどうかテストするためよ。」
今ので出来るの?
「私は今から用事があるの、だからあなたは待ってないといけないわ。」
…お留守番してほしいのね?ふふ…(悪い笑み)
「ここにいてちょうだい。一人で探索するのは危険だわ。」
それは!日本で言う!フリって奴ね!?トリエルさん面白い!
「そうだ。携帯電話を渡してあげましょう。
もし何かあったら、いつでも電話してね。
いい子にしてるのよ。分かった?」
…ふふ。もうフリでしか無いわね!これは、トリエルさんには悪いけど良い子にはなれないわ!一人で探検するしか無い!
『えぇ、良い子にしておく。』(嘘)
そしてトリエルさんが部屋から出る。
さ、探索行きましょう。←
わー、トリエルさんに怒られちゃうー。何て、気楽に思いながら外を出る。
プルルルルルルル…
「もしもし?トリエルよ。」
『うん。』
「部屋から出てたりしてないわよね?」
『してないよー』(棒)
……トリエルさんは勘が良かった。ピンポイントで聞いてきて…
「その先にはまだあなたに説明していないパズルがあるの。
あなた一人で解こうとするのは危険よ。
良い子でいるのよ、いいわね?」
ガチャン…
理解したわ。さぁ先に進みましょう。←
んー…行く前にトリエルさんに電話でちょっかいを出しましょう。
38人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ノワブラ−α(プロフ) - はい、仲良くしましょうね〜 (2018年10月8日 14時) (レス) id: cf6ea17fd6 (このIDを非表示/違反報告)
黒木燈(プロフ) - ノワブラ−αさん» コメントありがとうございます!相変わらずのカタツムリ更新ですが何卒暖かい眼差しで見守って下さい…!! (2018年10月8日 14時) (レス) id: a2f3698a22 (このIDを非表示/違反報告)
ノワブラ−α(プロフ) - 私、Undertale大好きでこの小説も大好きです!更新頑張ってください! (2018年10月8日 14時) (レス) id: cf6ea17fd6 (このIDを非表示/違反報告)
黒木燈(プロフ) - 紅草叢雲さん» それはどうもありがとぉぉぉぉ!!((((いつも読んでくれてありがとうございます! (2018年3月26日 23時) (レス) id: b7d60aca1c (このIDを非表示/違反報告)
紅草叢雲(プロフ) - 3000hitおめでとぉぉぉぉぉぉ!お気に入りも13!!すごい!(語彙力と文才ぃ・・・)記念に今度なんか奢るよ! (2018年3月26日 22時) (レス) id: c2b33f5793 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ