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四十一話 歪み ページ47

「それは本来、見ない筈なんだ。」
『…?』
「それは実際に違うundertaleの夢。
仮に決意が弱くなったら奪われる。それを防ぐのに一番の方法がその夢を見せなくする事」
『じゃあ、なんで…』
「優さんが居ないからなんだ。その夢を見せない様に制御する力が弱まった。
…あー、ここから先、言っちゃって良いのかな…。」

此処まで聞いちゃったんだから言いなさいよ。ねぇ?

「…はぁ。分かったから睨まないで?
本来…undertaleに来る筈だったのはフリスクって子。」

じゃあなんで私が…。

「フリスクも決意の人間。でも、それ以上に失芭の決意は強かった。」
『ふぅん…?』
「その大きな力が、歪みを起こした。その結果落ちて来たのは失芭だった。」

ふぅむ。難しい。
取り敢えず私が特殊だったってのは分かった。

「そして制御する優さんが居ない事で失芭は見ない筈の夢を見た。
でも、良い事もあるよ。」

良い事…ねぇ。

「他の失芭が奪われたら、その奪われたのは自分がやった事が起こるって可能性が無くなる。」

…つまり、ママを切り裂いた失芭を奪えば、その失芭が起こした事は絶対起きないと。

「理解が速くて助かるよ。
…でも、優が居ない今、優が大体の事をしていても、万が一上手く行かないって可能性がある。
…気を付けて。」
『タンマ、タンマ。私は似て悲なる世界には行かないわよね…?』
「うん。そこまで歪みは酷く無いからね。」

良かったぁ…。

「さ、そろそろおはようの時間じゃない?頑張ってね。」
『…えぇ。』

夢の中で眠気に包まれ、現実に戻る。

あー。ここソファじゃない。多分またパピルスの布団の中だ。
もぞもぞと布団から這い出てふらっとした足取りでパピルスの部屋から出る。

『おはよう。』
「失芭!ソファで寝ちゃ駄目だぞ!」
『あーっと、ごめんなさいね。』

今日はする事がある。
スノーディンを巡る!

『私は少し外に行ってくるわね。』
「でも、人間は寒さに弱いって聞いたぞ…
…そうだ!兄ちゃんの部屋にお古のマフラーと手袋があったよね!」

そう言うと、速足にサンズの部屋に向かう。

「兄ちゃーん!ボクのお古のマフラー出してー!」

グフッ!?
ぼ、ぼぼぼ、ボクぅ!?
可愛いかよ!!!←

「えーっと…確か…ほら。」
「ありがとう!はい、失芭、兄ちゃんは器用だから兄ちゃんに結んでもらうと良いぞッ!」
「ほら、マフラー巻いてやるからこっち向け。」

…私自分で出来るけどなぁ。

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ノワブラ−α(プロフ) - はい、仲良くしましょうね〜 (2018年10月8日 14時) (レス) id: cf6ea17fd6 (このIDを非表示/違反報告)
黒木燈(プロフ) - ノワブラ−αさん» コメントありがとうございます!相変わらずのカタツムリ更新ですが何卒暖かい眼差しで見守って下さい…!! (2018年10月8日 14時) (レス) id: a2f3698a22 (このIDを非表示/違反報告)
ノワブラ−α(プロフ) - 私、Undertale大好きでこの小説も大好きです!更新頑張ってください! (2018年10月8日 14時) (レス) id: cf6ea17fd6 (このIDを非表示/違反報告)
黒木燈(プロフ) - 紅草叢雲さん» それはどうもありがとぉぉぉぉ!!((((いつも読んでくれてありがとうございます! (2018年3月26日 23時) (レス) id: b7d60aca1c (このIDを非表示/違反報告)
紅草叢雲(プロフ) - 3000hitおめでとぉぉぉぉぉぉ!お気に入りも13!!すごい!(語彙力と文才ぃ・・・)記念に今度なんか奢るよ! (2018年3月26日 22時) (レス) id: c2b33f5793 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒木燈 | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2018年1月11日 0時

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