三十五話 負けた ページ40
『うー…』
「また泣いちゃったから俺様ビックリしたぞ!」
『ご、ごめんなさい…』
「"失芭"は泣き虫だな?」
『ちょ…!!』
さっきからこんな感じでパピルスとサンズに挟まれている。
パピルスは撫でて来るし、サンズは人間呼びから名前呼びになって違和感ありまくりだし…!
……取り敢えず、恥ずかしい。
『その、二人とも…恥ずかしいん、だけれど…?』
「もう兄妹だから大丈夫だぞ!"失芭"!」
『あう…』
嬉しいけど恥ずかしい…
そういえば…!
『サンズとパピルスは人間で言うと何歳なの?』
「んー、オイラは人間で言うと18歳とかその辺りだな。兄弟は14辺りだ。」
『負けた…!!』
まさか14なんて…12とかそこらかと思ってたわ。
「…あぁ、後、兄妹なら"お兄ちゃん"って言ってくれよ。」
『ふぁっ』
「俺様もお兄ちゃんって言われたい!」
『パピルスが言うなら仕方ないわね…』←
パピルス可愛いもの。
可愛いは正義。
『あーーー………パピルスお兄ちゃん、サンズ、お兄ちゃん…?』
「おいなんでオイラの時躊躇った。」
しょうがないね。背丈ほぼ同じだからね。
『……恥ずかしいからもう言わない。』
嬉しいけどね?うん。恥ずかしいものは恥ずかしいよ。
「ニェー…そっか…」
うぅ………そんなに悲しそうにしないでよー…
「失芭は恥ずかしがり屋だな?」
『名前を強調しないでくれる?そろそろ殴りたいのだけれど。』
「ちょ、怒るな怒るな。」
しょうがないわよ。だってワザとやってたし。
『お腹空いた。』
「そりゃそうだろうな。Grillby'sにでも行くか?」
『ぐ、ぐり…?』
どこだよ。
「あぁ、お前さんは知らないんだったな。まぁ、近くにあるんだ。行こうぜ。」
「ニェ?二人とも行っちゃうのか?なら俺様スパゲティ作っとくか?」
「いや、もう遅いから寝た方が良いんじゃ無いか?」
えっ。
……今何時よ?
『い、今何時なの…?』
「んーと、夜の9時32分だな!」
『私が運ばれたのは?』
「朝の10時くらいだな!」
『oh……』
その間看病してたの?
……申し訳ねー…
『…ごめんね。』
「何がだ?」
確信した。パピルスは神。
「そろそろ行こうぜ。」
『あっ、えぇ、待たせてごめんなさいね。』
「行ってらっしゃいだぞ!」
うん。パピルスは神。(二回目)
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ノワブラ−α(プロフ) - はい、仲良くしましょうね〜 (2018年10月8日 14時) (レス) id: cf6ea17fd6 (このIDを非表示/違反報告)
黒木燈(プロフ) - ノワブラ−αさん» コメントありがとうございます!相変わらずのカタツムリ更新ですが何卒暖かい眼差しで見守って下さい…!! (2018年10月8日 14時) (レス) id: a2f3698a22 (このIDを非表示/違反報告)
ノワブラ−α(プロフ) - 私、Undertale大好きでこの小説も大好きです!更新頑張ってください! (2018年10月8日 14時) (レス) id: cf6ea17fd6 (このIDを非表示/違反報告)
黒木燈(プロフ) - 紅草叢雲さん» それはどうもありがとぉぉぉぉ!!((((いつも読んでくれてありがとうございます! (2018年3月26日 23時) (レス) id: b7d60aca1c (このIDを非表示/違反報告)
紅草叢雲(プロフ) - 3000hitおめでとぉぉぉぉぉぉ!お気に入りも13!!すごい!(語彙力と文才ぃ・・・)記念に今度なんか奢るよ! (2018年3月26日 22時) (レス) id: c2b33f5793 (このIDを非表示/違反報告)
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