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三十話 限界 ページ35

あ、サンズ

「ずいぶん手早く解いたな。
オイラの助けも必要無かったか。
結構結構、オイラは何もしないのが大好きなんでな。」
『ニートめ…』

まぁいいや。先を急ぎましょう。さっさとスノーディンの町に…

少し進むとまたパピルスが居た。今回はサンズもだ。

「おい!
人間よ!
このパズルはきっと気にいるはずだぞ!
偉大なるアルフィー博士が作ったのだからな!」

誰だよ。

「この床が見えるだろう!?
俺様がこのスイッチを入れたら…色が変わり始めるぞ!
色によってそれぞれ効果は異なる!」

長かったから要約。

赤…通行禁止。歩けません。

黄色…電撃。赤とほぼ同じ。

緑…モンスターと戦う事になる。

オレンジ…体からオレンジの匂いがしてしまう。

紫…滑る。つまり一方通行。ついでにレモンの香りが染み付く。

青…水溜り。泳いで行っても良いが、オレンジを踏んだ直後だとピラニアが寄る。紫だと寄らない。隣に黄色があったら青も電撃になる。

ピンク…何も無い。

いや多いって!

「どうだ!?わかったか???」
『ok。理解したわ。』

パピルス曰く、完全なランダムらしい。

パピルスがスイッチを押す。すると、みるみる変わっていく。
…うん。目が痛い!

(ほんとね。)

出来たー…あ?
へっ?配置……へっ?

赤赤赤赤
ピピピピ
赤赤赤赤

こんな感じの配置。
えぇ……。いや完全なランダムと言ったって…これは酷い。どう見ても!

パピルスはぐるぐる回りながら何処かに行ってしまった…

『これは酷い…』
「お前さん、さっきから顔が酷いぜ?」
『大丈夫。まだ生きてる。』←
「んー…まぁとりあえず気をつけろよ。」
『ええ。』

少し進むとショッキングな光景があった。

雪が…積まれて…犬になって……首が長過ぎて…顔が落ちてる……。


レッサードッグね。(確信)


なんか狂気的なので決意だけしてさっさと進んだ。

その後は……なんかパピルスの凄い雪像があったり犬を撫でたりよくわからん神秘的な部屋があっただけだった。
…あぁ、後は鹿のおじいさん。

そろそろ。スノーディンの、町のはずなんだ。
意識が飛びそうだ。
全身にチクチクくる寒さの痛み。
空腹による腹の痛み。
苦しい。
苦しい。
苦しい。

目を凝らすと、長い、長い吊り橋遠くにサンズとパピルスが居た。

そうだ。2人に助けを求めよう。
…だけど、もう遅かった。限界だった。

私の意識はログアウトして。
私の体は目の前の雪に倒れ込んだ。

三十一話 これはヤバイ。→←二十九話 そろそろ限界



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ノワブラ−α(プロフ) - はい、仲良くしましょうね〜 (2018年10月8日 14時) (レス) id: cf6ea17fd6 (このIDを非表示/違反報告)
黒木燈(プロフ) - ノワブラ−αさん» コメントありがとうございます!相変わらずのカタツムリ更新ですが何卒暖かい眼差しで見守って下さい…!! (2018年10月8日 14時) (レス) id: a2f3698a22 (このIDを非表示/違反報告)
ノワブラ−α(プロフ) - 私、Undertale大好きでこの小説も大好きです!更新頑張ってください! (2018年10月8日 14時) (レス) id: cf6ea17fd6 (このIDを非表示/違反報告)
黒木燈(プロフ) - 紅草叢雲さん» それはどうもありがとぉぉぉぉ!!((((いつも読んでくれてありがとうございます! (2018年3月26日 23時) (レス) id: b7d60aca1c (このIDを非表示/違反報告)
紅草叢雲(プロフ) - 3000hitおめでとぉぉぉぉぉぉ!お気に入りも13!!すごい!(語彙力と文才ぃ・・・)記念に今度なんか奢るよ! (2018年3月26日 22時) (レス) id: c2b33f5793 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒木燈 | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2018年1月11日 0時

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