十話 我が家と再開 ページ12
中に入ると、暖かい空気に包まれる。
そして、姉が居た時によく嗅いだ匂いにも包まれる。
…この匂いってまさか…！
「この匂い、分かる？」
『バタースコッチシナモンパイ…！！』
「サプラーイズ！
あなたが言った通り、バタースコッチシナモンパイよ。
あなたの到着をお祝いしなきゃ。
ここで素敵な日々を送って欲しいもの！
だから、カタツムリパイは今夜のお楽しみにしておくわね。」
カタツムリ…
「もうひとつ、サプライズがあるのよ。」
ママが歩く所について行く。
「こっちよ…
あなたの部屋よ。気に入ってくれるかしら！」
手を引かれてついて行くと、目の前には部屋があった。
『…！！』
ママはにっこり笑って私の頭を撫でていた。
「あら？焦げくさいわ…
あなたはくつろいでいてね！」
ママが早足に去って行く。私はゆっくりと部屋に入る。
中は赤やオレンジを基調とした部屋で、オモチャもあった。
私はゆっくりとベッドに腰掛ける。
目頭が、ぐっと熱くなる。
こうなるのは、初対面の私に、我が子と呼んで部屋まで用意してくれたママの優しさだろう。
泣き疲れて、眠くなる。
『ちょっと、寝ようかな……。』
ベッドに横になった途端、私の意識は落ちていった。
「＿＿い、おー＿」
なんだか分からないけど声が聞こえる。ママの声では無い。
「おーい。生きてるー？」
「ﾀﾋんでるんじゃない？」
『生きてr……え？』
目の前に見た光景は
「おっ。ちょっと振りー。」
「やぁ。」
自称神様と
＿＿＿＿私だった。
『…は？』
「ガチトーンのは？は心に来るゥ！」
「あはは、混乱してるね。まぁ見た目同じだもんねぇ？
ん…自己紹介だ。僕は八塚失芭。まぁ君で言う"僕"だよ。」
……え？待って、なんで居るの？え？
「一から説明しなきゃね。
まず、偉大なる神様の私はこの世界はどうか聞きに来て、後ここに居て悔いは無いかを聞きに来たんだ。」
「僕は君が持ってる僕への誤解を解きに来たのとー、後、"僕"だけじゃわかりずらいもんだから呼び名を作ってもらおうと。」
誤解…？
「えーっとね？僕は殺.戮兵器じゃなくて、君の嫌いなもの、不安に思ってる事を排除する為の人格。」
『ってことはあのクソババアを消したのは…』
「そ、君が本当に嫌なものだったからだ。
後あの岩は君が苛立ったからね。」
「クソババアて…」
『つまり僕は悪い奴じゃ無い…？』
「そゆこと。呼び名は後でいいや。自称神様の番だ。」
「ちょっと！！
………私の番ね。」
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ノワブラ−α(プロフ) - はい、仲良くしましょうね〜 (2018年10月8日 14時) (
レス) id: cf6ea17fd6 (このIDを非表示/違反報告)
黒木燈(プロフ) - ノワブラ−αさん» コメントありがとうございます！相変わらずのカタツムリ更新ですが何卒暖かい眼差しで見守って下さい…！！ (2018年10月8日 14時) (レス) id: a2f3698a22 (このIDを非表示/違反報告)
ノワブラ−α(プロフ) - 私、Undertale大好きでこの小説も大好きです！更新頑張ってください！ (2018年10月8日 14時) (レス) id: cf6ea17fd6 (このIDを非表示/違反報告)
黒木燈(プロフ) - 紅草叢雲さん» それはどうもありがとぉぉぉぉ！！((((いつも読んでくれてありがとうございます！ (2018年3月26日 23時) (レス) id: b7d60aca1c (このIDを非表示/違反報告)
紅草叢雲(プロフ) - 3000hitおめでとぉぉぉぉぉぉ！お気に入りも13!!すごい！(語彙力と文才ぃ･･･)記念に今度なんか奢るよ！ (2018年3月26日 22時) (レス) id: c2b33f5793 (このIDを非表示/違反報告)
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