60 ページ10
「こうやって夕日見てると仕事で来てる事忘れるよね」
「ふふふっ!そうですよね!懇親会とかどうでもいいやって思っちゃう」
「出なかったら部長怒るだろうなー」
「そうですかね?お酒飲みすぎて私たちがいないことに気づかなさそう」
「気づくでしょ!Aちゃん部長のお気に入りだからちゃんと隣にいないと」
「えーっ、お気に入りは藤ヶ谷さんじゃないですかー!」
しばらく2人で話していると
後ろからキャッキャとはしゃぐ声がする
振り返ると玉森くんと設計の女の子だった
「玉、完全にロックオンされてんな」
「まぁモテますからねー…さくらのこと考えたらやめて欲しいですけど」
「さくらちゃん?なんで?」
「あっ、口が滑りました。忘れてください」
「いやいや、無理だよ!玉とさくらちゃんってなんかあるの?」
「えっ?藤ヶ谷さん玉森くんから聞いてないですか?」
「……聞いてないけど……」
「付き合ってるんですよ、私 2人で歩いてるところ見ちゃって!」
「……………それって本人に確認した?俺たちだってこうやって2人でいる事あるんだし、一緒に歩いてたってだけでその判断は難しくない?」
「でも、さくらはずっと玉森くんのこと好きで…」
「うーん……………Aちゃん、冷静になってよく考えた方がいいよ……玉がどんな気持ちでいるか……俺には分かるけどな………」
チラリと玉森くんの方を盗み見ると
設計の女の子に絡まれながら2人で何か話していた
(私が彼女だったら、他の女の子とあんな事してほしくないな………)
彼女でもないのに勝手にヘコむ………
「藤ヶ谷さん……もう中に入りません?」
「………見てると辛い?」
「いや……そういう訳じゃ………」
「素直になりなよ……」
「………」
藤ヶ谷さんの助言にも一歩が踏み出せない
さくらのことを考えたら気持ちが足踏みしてしまう
このまま懇親会に出席するのも憂鬱だった………
457人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆり(プロフ) - ハニハニさん» お読みいただきありがとうございました!またハニハニさんに喜んでいただける作品を書いていけたらいいなと思っております!コメントありがとうございました(^^) (2019年4月22日 17時) (レス) id: 16ebfdcf1c (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - まきこさん» お読みいただきありがとうございました!拙い文章でお恥ずかしいですが、楽しんで頂ける方がいらっしゃると思うと励みになります!コメントありがとうございました(^^) (2019年4月22日 17時) (レス) id: 16ebfdcf1c (このIDを非表示/違反報告)
ハニハニ(プロフ) - 終わっちゃって寂しいなーと思える作品でした。続編新作楽しみにしています。 (2019年4月22日 6時) (レス) id: 6c800c2a2c (このIDを非表示/違反報告)
まきこ(プロフ) - はじめまして!一気に読ませてもらいました!北山くん好きな私としてはこのままみっくんと終わっちゃうのかな〜と思ってしまってます(>_<)続き楽しみにしてます(^^) (2019年4月20日 8時) (レス) id: cfbbd37a93 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆり | 作成日時:2019年4月15日 12時