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海岸まで降りると日差しも強くて
足元の砂は熱い……幸い風が少しあったので
散歩するには丁度いい天気だ
「せっかくだしちょっと入っちゃおっかな！」
海に来るなんて久々だったので
履いているサンダルを両手に持つと
水際に足をつけてみた
「うわっ！冷たっ！」
入ってみると結構冷たい
しばらく水際を歩いて寄せては返す波が
自分の足跡を消していくのをぼーっと眺めていた
「おーいっ！こっちこっち！」
その声に顔を上げると呼んでいるのは自分じゃなくて知らない人だった
(前だったら、玉森くんがあんな風に声かけてくれたんだろうな……)
何気なく自分を呼ぶ玉森くんの顔が浮かぶ
「寂しいな………」
自分の口からこぼれ落ちた言葉にドキッとした
(誰も聞いてなかったよね？)
周りを見渡しても人影はない
気づけば随分歩いてきてしまったので
元来た道を戻ることにした
水平線を見るといつのまにか日が傾いていて
夕焼けが綺麗だ
「おーいっ！！！」
その声に顔を上げると藤ヶ谷さんが
遠くから手を振っていた
私も手を振り返すと
こちらに向かって歩いてくる
ウェットスーツ姿が新鮮だ
「波、乗れました？」
「うんっ！Aちゃん一人で歩いてたの？」
「はい！ちょっと入ってみたくなっちゃって靴脱ぎました！」
両手の靴を見せる
「ちょっと話さない？」
「はいっ」
砂浜に座ると周りには
小さな貝殻がたくさん落ちていて綺麗だ
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ゆり(プロフ) - ハニハニさん» お読みいただきありがとうございました！またハニハニさんに喜んでいただける作品を書いていけたらいいなと思っております！コメントありがとうございました(^^) (2019年4月22日 17時) (
レス) id: 16ebfdcf1c (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - まきこさん» お読みいただきありがとうございました！拙い文章でお恥ずかしいですが、楽しんで頂ける方がいらっしゃると思うと励みになります！コメントありがとうございました(^^) (2019年4月22日 17時) (レス) id: 16ebfdcf1c (このIDを非表示/違反報告)
ハニハニ(プロフ) - 終わっちゃって寂しいなーと思える作品でした。続編新作楽しみにしています。 (2019年4月22日 6時) (レス) id: 6c800c2a2c (このIDを非表示/違反報告)
まきこ(プロフ) - はじめまして！一気に読ませてもらいました！北山くん好きな私としてはこのままみっくんと終わっちゃうのかな〜と思ってしまってます(>_<)続き楽しみにしてます(^^) (2019年4月20日 8時) (レス) id: cfbbd37a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆり | 作成日時：2019年4月15日 12時
