素敵な恋の見つけ方 -2-

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あれから、数日……体調不良で会社を休んだ……



休んでいる間は特に家から出ることもなく
テレビを見たり、掃除をしたり………

夕方になると玉森くんが
時々顔を出してくれるものの

あれ以来上がってもらうのは断っている…

期待させちゃいけない……

散々甘えた後で心が痛んだけど
一人で立ち直らなきゃいけないと思ったから

なるべく甘えないように…

普通に見えるように振る舞った



何日か休むと何もしないことが苦痛になってきて


「明日は行こうかな………」


木曜日の夜、ついに重い腰を上げた
久しぶりに出勤するのはなんだかドキドキする



「おはようございまーす………」


「Aー！！！待ってた！大丈夫？もう平気なの？」

さくらが私に抱きつく

「うん……ごめんね……迷惑かけて……」

「いいのいいの！みんな手伝ってくれたし！藤ヶ谷さんなんか、残業して手伝ってくれてたよ！」

「そうだったんだ……お礼言わなきゃね」


デスクに座ると何か変な感じだ
久しぶり過ぎてなんか落ち着かないな……
目の前の仕事に手をつけると
部長が私を呼んだ

部「おーいっ！さっそくだけど、このシステムってうち対応してる？」

「はいっ！確認します！」

何日も休んだツケは大きかったようで
持ち込まれる仕事は山盛りだ
定時のチャイムが鳴ると
さくらが私のデスクにやってきた

「A！今日の格好変じゃない？」

「えっ？何？どうしたの？可愛いと思うけど…」

「本当に？よかった♪じゃ、また明日ね」

「あっ、うん…あの………」

わざわざ聞きにきた理由を尋ねる暇もなく
そそくさと走り去っていくさくら……


「はぁ………今日は残業だなー……」


山盛りの仕事に手をつけた

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