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「そろそろ時間だ」
約束した時間に合わせて部屋を出ると
ちょうど斜め前の部屋の扉が開いた
「あれ?Aちゃん、お出かけ?その服かわいいね」
藤ヶ谷さんだ
「ありがとうございます…///これから玉森さんと買い物に行くんです」
褒めてもらえたのが嬉しくて
少しハイテンションで話すと
「タマと?………そっか………気をつけてね」
ぎこちなく笑った
「じゃぁ……いってきます」
微妙な空気の中、その場を後にしようとすると
「……待って!やっぱり俺も行っていい?」
急に呼び止められて驚く私……
「………私は大丈夫ですけど、玉森さん………」
「大丈夫!たまには俺から言う、秒で着替えるからちょっと待ってて」
かぶせ気味に叫んだ藤ヶ谷さんは
慌てて部屋に入って行った
時計を見ると待ち合わせた時間まで
まだ少し余裕がある
廊下にある窓から外を眺めながら待った
(藤ヶ谷さん、買いたいものでもあったのかな…?)
のんきに立っていると
"ガチャ"
扉が開く音がした
「おまたせ!タマとは下で待ち合わせ?」
「はい」
「じゃぁ、降りて説明すればいっか」
2人でエレベーターを使ってエントランスに降りる
1階に到着して扉が開くと
オーナーさんと楽しそうに話す玉森さんが見えた
「でね!今日は、歓迎会やるんだよね!女の子が一緒ってそれだけでなんかこうテンションが上がるよね!みんないきいきしてる気がするんだよね!分かるかなーこの感じ」
興奮気味の玉森さん、会話が筒抜けだ
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横尾渉 - 面白いです。続き待ってます! (2018年9月12日 16時) (レス) id: 0c3559fc26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆり | 作成日時:2018年8月11日 0時