白雪姫と7人の恋人たち 1

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「では、失礼します」



隣の部屋のドアをノックしようとすると





"ドタンッ！"






さっきの人がドアにもたれかかって倒れている




「えーっ！！！大丈夫ですか？」



慌てて抱き起すと



「そいついつもそうだから置いといていいよ」



隣の部屋の人が顔を出した



「今日、引っ越してきた子？俺、藤ヶ谷太輔。
よろしくね」



ここドア薄いから廊下の会話が丸聞こえなんだ


そう言いながら慣れたように眠っている男性を
引きずって部屋に運び込む



「こいつは北山ね！えっと君の名前は？」



「あっ！私、Aって言います」



「Aちゃん、悪いんだけどそこの布団かけてくれる？」



そばにあった布団を取って北山さんにかけると
2人で部屋を出た



「挨拶に回ってるの？」



「そうなんです……一応、これからお世話になるので……田舎から出てきてシェアハウスとか初めてで…」


「みんないいやつばっかだから安心して今の時間だとタマとニカはいないんじゃないかな？
俺が紹介してあげるよ」


「ありがとうございます」


藤ヶ谷さんはすごくいい人だ………
しかも背が高くてイケメン……///

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