白雪姫と7人の恋人たち 1 (ページ5)

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「着いたー！！！」

はるばるやって来た東京………

「昔、私ここに住んでたんだ………」

5歳の記憶なんてはっきり言えば曖昧だ
でも、寂しかったこと嬉しかったことは
強く鮮明に覚えている

「この建物だよね？」

少し郊外に建つビルのような建物

エントランスに入ると管理人さんらしき人が
待っていてくれた

「今日から入る方？」

個人情報を確認されて部屋へと案内してくれる

「大変申し訳ないんだけどねー……今あなた以外の入居者が男性ばかりでね…まぁ、気にする方もいるから一応キャンセル料なしでキャンセル出来るけどどうする？」

そんな事を言われても、私にはすぐ代わりになる
シェアハウスを見つける術がない

「えっと………大丈夫です」

「そう？よかったー…まぁいい子達ばかりだから仲良くやっていけると思うよ
はい！ここね！」

案内されたのは3階の1番奥の部屋

「この階は全部居住区になってて向かい合わせに8部屋だよ。一応今は満室だけど、さっきも言った通りあなた以外全て男性が利用してる。
この紙に大体の説明が書いてあるからよく読んでおいてね。私は1階に住んでるから、何かあったら声かけて。じゃぁ、これからよろしく」