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翌朝、休みにも関わらずさくらに電話する

「おはー!」

「おはよー、こんな朝っぱらから何よ?王子に会えた?」

「ふふふふふっ!それが会えたんですよ!しかも、一緒にご飯行っちゃった!」

「えーっ!!!マジで!すごいじゃん!どんな急展開よ」

「でしょでしょー♪もうルンルンだよー♪」

「それで?連絡先は聞けたの?」

「あっ………忘れた………」

「はぁぁぁぁぁぁあ?何やってんの!ご飯行ったんでしょ?流れで連絡先交換にならなかったの?」

「………うん。でも、また今度って言ってたし…」

「それは社交辞令よ」

「えーっ!!!そんなひどい……」

「Aって時々肝心なところが抜けてるよねー…美人なのに残念」

「どうしよ……また会えるかなぁ……」

「近所に住んでるんでしょ?じゃぁ、会えるんじゃない?」

「あー……一気に悲しい気持ちになった………」

「あはははははっ!どんまいっ!また合コン誘うし」

「いやいや、合コンは卒業したんだってば」

散々話して電話を切ると
一気に後悔が押し寄せる……

(なんで連絡先聞かなかったんだろう……)

完全に舞い上がっていた自分を責めながら
ベッドに潜り込んだ

いつのまにか眠ってしまったようで
気づけば夕方……

(なんかもう、動くのもめんどくさい……)

ソファに座りなおすとテレビをつけた

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作品ジャンル:タレント
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作者名:ゆり | 作成日時:2019年3月30日 1時

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