【２１*】 ページ21
美玲side
.
美玲「…」
離れロッジへ食材を取りに行ったA達の姿が見えなくなると、私はホッと胸を撫で下ろす
ちょっと強引過ぎた？
でも、こうでもしなきゃ自分の気持ちすらも気付かずにあの子の恋が終わってしまうわ
？「ねえ」
いや、もしここまでしても自分の気持ちに気づかなかったらどうしよう？
あの子、自分の事になるとホント鈍感になるから困りものなのよねぇ
？「おーい？」
美玲「…」
？「アレ？聞こえてない？」
この際もう私がAに伝えるとか？
あなたは碧海に恋をしているのよ…って
いやいや、流石にそれはロマンが無い…
ガシッ
美玲「！？」
？「ねえ！大丈夫！？」
美玲「は、はい！？」
Aのことを1人悶々と考えていると、突然誰かに肩を掴まれ変な声が出る
振り向けば心配そうに私の様子を伺っている翔也の顔があった
木全「そんなに辛いの？」
美玲「え？」
木全「痛いんでしょ？その、お腹が…」
美玲「…あ、あぁ！」
しまった
すっかり翔也の存在を忘れて…！
美玲「あー、えっと、もう大丈夫よっ！その、ごめんなさい、迷惑掛けちゃって…」
木全「そうなんだ！それなら良かったんだけどさ…その…」
美玲「ん？」
チョイチョイと翔也に手招きされ、私は不思議に思いながらも耳を近づける
木全「今度からは俺じゃなくてAとかに介抱頼んだ方がきっと良いよ」
美玲「え？何で？」
もしかして、相当私の介抱が嫌だったのかしら？
だとしてもこんなストレートに伝えなくても…
少しショックを感じているとまた翔也が私の耳ともに近づき
木全「ほら、女の子って色々大変だろうし…」
美玲「…？」
女の子って色々大変…
って
美玲「…っ！」
翔也、私の腹痛を勘違いして…
アレだと思ってんの！？
私は恥じらいよりもムカつきが勝ってしまい、キッと翔也を睨みつける
美玲「…あのねぇ、翔也が思ってるソレとは違くてね？」
木全「…え、そうなの？」
美玲「ええ！そうよっ！」
木全「うわわわ、ご、ごめん…！」
ヘコヘコと大慌てで私に謝ってくる翔也を見ると、さっきまでのムカつきが自然と鎮まっていく
って、私も悪いわよね
今朝のバナナがって見え見えの嘘ついて…
何かこっちが申し訳ない気持ちになってくるわ
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藍莉。(プロフ) - すいません。返信遅くなりました。本当ですか！ありがとうございます。全然もちろんご自身のペースで構わないので完結させていただけたら幸いです。いつまでも気長に待ちますから大丈夫です。楽しみにしてます。 (2020年11月14日 2時) (
レス) id: 0d4600033b (このIDを非表示/違反報告)
ピョン(プロフ) - 藍莉。さん» ご感想をくださり、ありがとうございます。皆様の思い描くメンバー像をできるだけ崩さないようにしていたのですが、そのように感じて下さり本当に嬉しい限りです。不定期更新にはなりますが、必ず完結させますので気長にお待ち頂けますと幸いです！ (2020年10月28日 20時) (レス) id: 3e420d2bce (このIDを非表示/違反報告)
藍莉。(プロフ) - はじめまして。碧海くんも木全くんもすごくキャラ通りで読みやすかったし、この小説が好きになりました。今後の展開が気になります。更新たのしみにしてます♪ (2020年10月26日 1時) (レス) id: 064948f40b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピョン | 作成日時：2020年9月7日 15時
